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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-09-08-Tuesday ハワイ3

3日目の6日日曜日である。

昨晩、購入したばかりの水着を着て浜辺に行きたいと云う。私は日本から水着を持っては来ていたが、海で泳ぐ気にはならなかった。

理由の一つには、ハワイに行く前週にハワイで記録的な大雨が降って、下水が溢れだし、ワイキキビーチが汚水で一杯になり、異臭もすごくて遊泳禁止になったと云うニュースを日本で見ていたからである。

海なのだから、自然に海流で流れていって、汚水や臭い等も無くなるだろうとは思っているが、何となく嫌〜な感じがするのである。

だから私は海には入らないからと始めから言っておいたのだが・・・。

それと私は日焼けに弱いから、あまり肌を焼きたくないのである。妻がビーチで甲羅干しをするなら、私は近くの日陰から見守っていてあげると言ったのだが・・・。

私は日陰の芝生の石段に座り、ただボ〜ッと海を眺めていた。妻はその石段の下の方で寝ていたらしい。らしいと云うのは、妻の居た場所が、私の居た場所よりも一段低くなっているから石段の陰になって妻の姿が見えなかったのだ。

30分ほどでホテルのプールに移動するという。妻はそこでビーチチェアに寝っ転がって寝ていたが、私は、プールで泳いだり、ジャグジー風呂に入ったりを繰り返していたのだった。

この日は12:50にバスがホテルに迎えに来てくれて、約3時間の市内観光をするツアーを申し込んでいる。

それまでに着替えて昼食を取るのだが、ホテルのバイキングは11時で終了し、ランチはないと云う。ホテル内のランチなら、このプールサイドのバーが11時から始めると云うので、そこで食べることにしたが・・・。

食べ物のメニューが少ない。ピザがハンバーガーかフライドポテトだけである。

ピザを注文したのだが・・・。サイズは14インチのワンサイズだけだと云う。二人でシェアすれば食べられるかと思ったのだが、その考えは甘かった。

ピザの生地が厚くて固いのだ。たった一切れ食べただけで顎が痛くなってきたのである。ようやく二人で半分食べたが、もう半分は食べ切れなかった。

40分位でそのバーを出たから、バスの集合時間まではまだまだ時間がある。私は足が痛いので歩きたくないから、一人でベンチに腰掛けて待っていたのであった。

市内観光ツアーのバスがホテルに迎えに来た。バスには一組の夫婦が乗っていたが、客は私達とこの夫婦の2組だけであるという。

このご夫婦は1週間まえからハワイに来ているが、先週は雨で2日間は何も出来なかったのだという。私達が到着する前日も豪雨だったというから私の「晴れ男」はまだ効果があるのかもしれない。

見学コースは、ダイアモンドヘッドのトンネルの手前の写真撮影ポイントで停車、この樹何の樹気になる樹、パールハーバー、カメハメハ大王像前、各人のホテルといういたって標準的な3時間のハワイ観光の初心者コースといったところであった。

途中で、やたらと建設中の高層ビルを見掛けた。ほとんどが超高級マンションやコンドミニアムなのだと云う。1部屋が十億円以上のものがあるし、一番安い部屋でも4千7百万円だと云う、しかもそれはワンルームなんだとか・・・。何だか、ハワイがバブル化しているように感じたのだった。

15:40にホテルに到着したら、夜も何かのショーを観ながら食事をしたいからJALのデスクに行って、今からでも間に合うショーを調べて予約して欲しいと云う。

昨日の晩に「キャバレー」観に行ったヒルトンハワイアンビレッジ内でポリネシアンショーを観ながら食事をする「ルアウ」なら予約が間に合うという。ここも値段が高い席と安い席の2種類のチケットがあるという。食事の内容やドリンクのサービスには差がなく、要は見易い席かどうかという区別のようである。

昨晩は高い席を購入して失敗したから、今日は安い方の席を予約することにした。その差は約30ドルであるから二人分なら60ドルも違うのである。

17:30の開場である。JALのバスだと8分間隔というが、いつ停留所に来るか分からないからタクシーで行こうという。

ヒルトンに着いて私が会場に向かって歩いていったら、妻がデスクで教えてもらった場所と違うんじゃないのかと言い出す。私は方向感覚には絶対の自信を持っているし、ましてやこのホテルは昨晩来たばかりである。間違えるはずがない。

だいたい地図もまともに読めないくせに・・・。

私の携帯電話は外国では通じないから、ハワイでは持ち歩いていない。私とはぐれたら、日本に居るようには連絡が着かなくなるから、ブツブツ云いながら不満そうに着いてきたが・・・、私が正しかったのは言うまでもない。

早目に会場に到着して良かった。もうすでに十数人が並んで待っていたのだ。高い席と安い席の違いは、高い席に座る人の首には目印に花のレイが掛けられる。グリーンと白に分けられたテーブルクロスの色で席が分けられている。

グリーンはステージの近くのテーブルで、1テーブルは長方形で20名程度が座れる。早目に会場に入ると、まずは記念撮影。それから案内係が見易い席に案内をしていく。高い席を予約していても後から来たら、かなり端っこの方の席に座ることになる。

安い席でも早目に並べば、安い席での見易い席になる。私達は若干並ぶのが遅くて、少し斜めの席になったが、それでも高い席のすぐ側の良い席に座ることができた。

チケットにはミシン線が入っていて4つに分けられるようになっている。最初の1枚は写真撮影の際に千切られる。次にテーブルに着席するとお酒のマイタイかオレンジジュースのどちらかをウェルカムドリンクとして提供される際に千切られる。

最後の1枚は、食事時のドリンクとしてメニューに載っているドリンクなら何でも注文できるが、その注文の際に千切られるというシステムだ。

それ以上に飲物を飲たい人は、現金で支払えばウエイターが持って来てくれる。

食事は、ハワイ料理のビュッフェスタイルであるが、一人の老男性マネージャーが「ハイ、この席の方どうぞ!」と1テーブル毎に値段の高い席から、食事を取りに行かせると云うシステムである。一度に皆がワ〜ッと取りにいかないから混雑することはないし、会場が落ち着いている、なかなか考えられた良いシステムである。

私達夫婦の座った席は、食事を取りに行くのはかなり後の方であった。ハワイ料理と云っても、高い席に座った人達が席に持ってくる料理があまり美味しそうに見えないのだ。

それでもお腹が空いていたので結構な量を持って来て食べたのであったが味は私には合っていなかった。

ショーはハワイ、タヒチ、トンガ、ニュージランドなどのポリネシアの民族の踊りを順番に踊っていく。

最初はそれぞれの国から異なる踊り手が来て踊っているのかと思ったのだが、どうも同じ人達が衣装を変えながら踊っているようだ。結局は、踊るのは1つのグループだけであった。

それでも、それぞれの踊りの特徴を掴んでいて、なかなか見応えのあるショーであった。

食事を取りに並んでいる時に、その横にアクセサリーなどを並べている屋台の様な店がある。そこに妻が欲していた籐で編んだバッグがあった。

値段も付いていないから、最初は見本に置いてあるのかと思っていたのだ。ショーが終わり、1000人くらいの観客が一斉に帰り始めたから、帰りの通路が空くまで、屋台を覗いて待っていることにした。話しかけたら販売しているという。バッグの値段を聞いたら40ドルだという。手元には60ドルしかない。

もう手持ちの現金が少なくなってきた。今回持って来た米ドルは以前に旅行した際の90円位の超円高の時に両替したやつの残金で、およそ300ドルくらいはあったから、現金はこれで足りるだろうと思っていたのだが、結構、なんだかんだと現金も必要なものである。

40ドル使ったら、残りは20ドルしかない。これでは帰りのタクシー代ギリギリである。

クレジットカードが使えるか?と聞いたらOKと云う。自分の携帯電話を取り出して何かの機械を取り付けて、画面を操作し始めたが、上手くいかない。仕方がないから現金で払って購入したのであった。

帰りのタクシー代を払ったら手元には5ドルしか残っていない。5ドルでは2日分の枕銭だけしかないことになる。

まだもう1日あることだし、1万円だけでもホテルで両替しておくかと思ったら・・・、何と1万円がたったの65ドルにしかならないと云う。これなら1ドル約154円である。ホテルで両替なんぞするもんじゃないが仕方がない。

早速、両替したお金でABCストアでビールを買って、部屋に帰ったのであった。