15日に帯広に来た。
私は現在、ジミー忍(聖忍)師の「マジック博物館を造って欲しい」との遺言に従って博物館を整備中なのであるが、東京在住のマコママはジッと待ってはいられないようで、昨年の11月と今年の6月にも、視察の為に帯広入りし、「私が生きている内に早く完成させてヤ〜!」と発破を掛けに来たのであった。私の構想では、オープンは来年の7月中旬の3連休辺りを想定していたのだが・・・。
ジミー師が生前に、マジックの文化を一般にも広める為に「奇術の日」を制定しようと提言した。
プロマジシャンの組織である、公益社団法人日本奇術協会が平成2年から採用して、マジックの掛け声であるワン・ツー・スリーに因んで「12月3日」を奇術の日にしたと云う経緯があるが、この「奇術の日」にセレモニーを開催したいという希望を持っているのだ。
かつてのマジックの師匠と弟子の関係は、徒弟制度みたいなもので、師匠の言うことは絶対である。
12月3日に、一般(マジックの素人の観客)へのオープンは到底無理なスケジュールであるが、ショーケース内に道具類を納めて、一応の形式を作ることまでなら、何とかなりそうな状況であるから、ここはマコママの希望に合わせて12月3日に、身内や関係者のみを集めてプレ・オープン式をやることにしたのであった。
私の作業時間は、仕事の合間にやっている関係から、せいぜいが一日に1〜2時間程度でしかない。このペースではギリギリである。
先月には、マコママは11月の下旬に来て、12月3日まで作業を手伝うと言っていたのだが、どうやらそれでは心配になったらしい。10月にも行って進捗状況を確認し、作業も手伝うと言うのである。
帯広空港に15:05着の飛行機で到着するので迎えにいき、そのまま、まっすぐに博物館に入る。
6月に来た時点よりは、格段に進んでいるので、マコママも感激して涙を流して喜んでくれたのでまずは一安心。
進捗状況を説明し終わったら、すぐに作業を始めようと言う。前掛けやサンダルまで用意してきているから、こりゃ〜本格的に作業をするつもりのようである。
この日は夕食を食べに行く前の16:00〜19:00まで3時間の作業をしたのであった。