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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-12-16-Wednesday 軽減税率

日本の政治家ってハッキリ言ってバカばっかりだなぁ〜。

いったい何を考えているんだ! いや、まったく考えていないのかも・・・。

税は「シンプル・イズ・ベスト」にして、誰にでも分かり易くするのが良いはずなのに・・・。

そもそも、軽減税率なんぞ導入する必要なんてないのだ。

公明党のバカな奴らが、弱者救済とか何とか言っているが、2%で重税感が緩和される訳がないし、食品だって大きく使うのは金持ちなんだから、弱者救済ならもっと別に簡易な方法でやるべきである。

たったの2%の為に、業者も消費者も大混乱させて、ますます消費意欲を減退させるだけであろう。

政治家は現場を知らなさ過ぎる。

外食と加工食品との線引きは、奇妙奇天烈な代物でしかない。

私がたま〜に食べに行く、会社近くのハンバーガー屋のモスバーガーは店内で食事をしたら10%で、持ち帰りなら8%になるのだという。店内には椅子席があり、食器も陶器製でトレーに乗せて運ぶと外食になるらしい。

マクドナルドは店内で食べる時でも、持ち帰りと同じに紙製の容器のままであるが、これはどうなるのだろうか。椅子席が外食になるなら、椅子を取り外して立食形式にすれば8%になるのだろうか?

この椅子のある無しが外食の定義になるなら、私が良く昼食後に食べに行く会社近くのお菓子屋さん六花亭のケースはどうなるのだろうか。

ここのイートインは、椅子の無い立食形式で、ケーキを乗せる皿も、コーヒーを入れる容器も紙製の使い捨てであるから加工食品の扱いになるのだろうか?

一方、同じお菓子屋さんでも柳月の大通り店のイートインには椅子があって、ここでは座って食べる事が出来るから10%になるのだろうか?

まったく同じ商品がある人には8%で、ある人には10%と云う事態がそこら中で起きることになる。

同じ店の中で、椅子席と立食テーブル席とでは、値段が違うと云う事態が起きないのだろうか?

コーヒーショップの中には、立って飲む席と座って飲む席の2通りの席が一緒にある店があるが、例えば客が「私は、立って飲むから8%ね」と言って8%で払い。その客が勝手に椅子席に座って飲んだら、店は「もう2%払え」となるのだろうか?

店が客へのサービスで良しとしても、税を徴収する側が許さないケースもあるだろう。どうやってその差を調べようというのか?

たったの2%で、客と店が混乱し、下手したら言い争いや喧嘩になるかもしれない。

例えば、へそ曲がりな複数人の客がいて、私はこの店で食べていく、私は持って帰ると別々な行動をするようなケースだって考えられる。レジをどう打ち分けるのだろうか?レジを打つ人も大変だ。

同じ商品で税率が異なれば、悪い奴がレジ係にいて差額を搾取する可能性だってありえるだろう。

シンプル・イズ・ベストである。

複雑怪奇な軽減税率はすぐに止めるべきだ。現場が混乱して、消費が冷え込み、かえって税収を減らす結果になるであろう。

まぁ、これから、こう云うケースはどうなるんだ?と云う問い合わせが殺到することになるであろう。法律の抜け穴を考えるのが好きな人もいるからクイズの様に楽しむ人も出てくるだろうが、最終的には軽減税率はやっぱり止めようということになるのではなかろうか。