と云うのを数人から聞かれた。多くの方が私のブログを読んでくれているようで嬉しいのだが・・・、「白髪三千丈」の意味を知らないのかと驚いてしまった。
そもそも「しらがさんぜんじょう?」って・・・。
「しらが」ではなく「はくはつ」と読むのだよ・・・。
日本では中国人のオーバーな表現方法ということで、しっかり定着していると思っていたのだが・・・。
この「白髪三千丈」と云うのは、中国の唐の時代の詩人である李白の五言絶句「秋浦歌」第十五首の冒頭の言葉で「白髪三千丈 縁愁似箇長(はくはつさんぜんじょう うれいによりてかくのごとくながし)」と続く、訳は「積もる愁いに伸びた白髪の長さは、三千丈もあるかのように思われる」となっている。
「丈」というのは中国の長さの単位で、mに直すと約9㎞にもなる。
日本では、後半の部分はほとんど使われることがなくて冒頭の「白髪三千丈」の部分だけが使われるが、そもそも人間の髪の毛を一生切らずに伸ばしたって、その長さが約9㎞にも伸びるわけがないと言うことで、中国人の表現はあまりにもオーバー過ぎるのではないかということになっているようだ。
だから「中国は白髪三千丈の世界だから・・・」と云う表現は「中国はオーバーに表現するお国柄だから・・・」と同義になるのである。
聞かずに少しは自分で調べろよ!