何度も書いているが、故ジミー忍師所縁(ゆかり)の「奇術の日」に合わせてイベントをやりたかったので、かなり無理を承知で強行したのである。
マジックの道具類をただショーケースの中に入れただけなので、これから鑑賞に堪える様に、並べ直さなくてならないし、マジックの素人の人が観ても理解出来るようにキャプションを付ける作業をしなければならない。
一般開放のグランド・オープンは7月16日の予定なので、まだ半年の余裕があるとノンビリ構えていたが・・・。
見栄え良く並べ替えをやってみると、どうしてもショーケースが足りないのである。
ゴチャゴチャッと隙間も無く並べるのも一考だが、そればかりでは博物館という感じがしない。
大英博物館の展示の仕方を本で調べてみたら、一品一品の間隔を空けて、あらゆる角度から見えるようにしてある。貴重なモノなら一品でひとつのショーケースに飾ってある。複数の展示物が重なって見えるような展示の仕方はほとんどない。
かといって、スペースには限りがある。もともと大英博物館のような広大な空間など望むべくもないし、較べるほうが間違っているのだ。
バックヤードを造って、飾れない展示物を保存しておいて、たまに入れ替えをするというのも一考であるが・・・。
ただ、なるべく多くの品物を展示したいのが人情ってもんである。せっかく沢山あるのだから、全てを見せたいと思うのだ。
ゴチャゴチャッとした展示で数を多く見せるというのも手法のひとつかもしれないなぁと思いだした。
もともと優雅な博物館など望んでもいないからだ。
それにしても、ショーケースがどうしても足りないから、建具屋さんに来てもらって、どうにか出来ないか相談をしてみた。
場所を広げることは無理であるから、空間を活用するしか方法がない。今置いてあるテーブルを改造してみたり、低いショーケースを高くしたりするしかない。
ようやく相談がまとまって、新たな展示空間を造り出せそうな感じである。
グランド・オープンまでには、まだまだお金も智恵もかなり必要なようであるなぁ〜。