浮気をして週刊文春にアバカレタ宮崎謙介衆院議員が会見を開いて議員辞職をすると発表した。
国会議員の不倫といえば、私の地元選出の女性議員も居るが、こちらは辞職どころか、蛙の面に何とやらで、そのまま人の噂も七十五日と素知らぬ顔で済まそうとしているが・・・。
この女性議員も二階派、不倫相手も二階派の議員であった。そして今回の宮崎議員も二階派だというのだから笑っちゃうねぇ〜。
二階派の研修会って云うのは一体何を勉強しているのかしらん・・・。
一方の議員は残り、もう一方は辞職する。この差は?
宮崎議員の妻は、同じ自民党の新潟選出の女性議員で、いわば職場結婚である。朝のワイドショーでは、この妻から「恥をかいて来なさい」と送り出されたと云う。つまりは妻は許したということであろう。
本当に心の底から許したのか、それとも政治家としての度量の広さを演出する為に許すことにしたのか、子供が生まれてすぐに離婚と云う事態は避けたかったのか・・・?
不倫の相手の芸能人女性は、宮崎議員が妻帯者であることは、「育休宣言」で世間を騒がせたばかりなのだから百も承知であったろう。もはや、こんな未来のないチャラ男に結婚を迫るということもないだろう。
不倫相手も、妻も、両方とも(表面上は)この情けない男を許したということなのなら、裁判云々ではなく家庭内の問題になったはずなのに・・・。
何故に、この宮崎議員は辞職をしなければならなかったのか。
これは、ひとえに「育休宣言」のせいであろう。
選挙に依って選ばれた国会議員が、自分の子供の世話をする為に「育休」を取るという。しかも育休の期間内にも税金である議員報酬は支払われることになる。
だから国会議員の育休と自分で稼ぐ普通のサラリーマンの育休とは別問題であろう。
その議論はこれからであった。
そこに、今回の不倫報道である。「雉(キジ)も鳴かずば撃たれまい」を地でいった訳だ。
育休だけですら意見が分かれるのに、育休と称して休暇を取って、税金使って浮気することは国民の誰一人として許す人は居ない。
つまり、この男は全ての国民を敵に回したのだ。
元々「育休」というのも信念があるわけではなくて、ただの目立ちたいだけの思い付きでしかなかったということがバレたわけだ。
こうなってしまうと家庭内だけの問題というわけにもいかないだろう。
自分で蒔いた種であるから自分で刈らねばならぬ。結局は「育休」ならぬ「全休」になってしまった。
自分が、今どういう立場にあるのかということすら、俯瞰的に見ることの出来ない、自制も出来ない連中が政治家になっていると云うことである。
こんな政治家しか居ない日本と云う国は実に不幸な国であることよなぁ〜。