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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-03-07-Monday ナンシー・レーガン

故ロナルド・レーガン元アメリカ大統領の夫人

であったナンシーさんが6日、94歳で死去したというニュース。

ナンシーさんと云えば、レーガン大統領のスケジュールを占星術師に相談して決めていたことでも有名であった。

レーガン大統領は俳優出身で、ナンシー夫人も女優であった。

映画バックトゥザフューチャーでは、主人公のマーティ少年が、タイムマシンで30年前の1955年に行き、若い頃のドク(あまり代わり映えしないが)に出会って、1985年のアメリカ合衆国大統領はロナルド・レーガンだよと言うと、ドクが「俳優のか? じゃあ副大統領はジェリー・ルイスで、ファーストレディはジェーン・ワイマンなのか?」などと馬鹿にして信じない場面があった。

当のレーガン大統領はこの場面をとても気に入っていたというから、あんがい度量が広いのかもしれない。

レーガン大統領と云うと1981年3月30日のワシントンD.Cでの狙撃事件が思い出される。

映画「タクシードライバー(1976年公開)」の影響を受けた犯人が、レーガン大統領を銃撃したのだ。

銃弾は専用車に当たって跳ね返りレーガンの左胸部に命中した。犯人はその場でシークレットサービスや警官に取り押さえられ、身柄を拘束されたが、この場面は複数のテレビカメラによってその一部始終が生中継されており世界中に放送された。

ナンシー夫人が占星術師を信じるようになったのは、この銃撃事件のせいだということになっているが、アメリカの大統領の国事を占星術で決めると云うのは問題が大アリである。

占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦とは云うが、当たる方の八卦というのは、言葉巧みに当たったように思わせるだけで、思い込みによるものが多いのだ。

例をあげたら、占い師の「貴方のお父さんは死んでいないですね?」と云うケース。「もう死んでこの世に居ないのか」「まだ死んでいないのか(生きている)」が受けて側の判断で当たった、外れたのどちらにも変わるのである。

こんな適当なことで政治をやられたら国民はたまったものではない。

このナンシーさん、対立した主席補佐官を辞任させたというエピソードから「女帝」とも言われたが、恐ろしいことである。スピリチャル的なことで、政治をやっては大変なことになるのだ。

しかし、昔から政治家は占いが好きな人が多いと云うから・・・。

ファーストレディは政治家ではないのだから、政治に口を出してはいけないはずだが・・・。

そのアメリカでは、ファーストレディをやった人が、今度は大統領を目指している。いったいどんなことになるのやら。