3月末に転勤で帯広を離れると云う。
2年前に帯広への転勤で知り合ったのだが、当時の帯広には、日本でも有数のアマチュアマジシャンで転勤族の方が3人も集結するという奇跡が起こったのである。
自衛官のセリックさん、銀行員のスペンサー・トリックスさん、そして保険マンのまじまじしゃんさんの3人である。
人口の多い街ならいざ知らず、17万人の人口しかない帯広に、偶然にも同時期に3人もの有名なアマチュア・マジシャンが集結するなんて、スゴイことである。
私を含めて4人で、マジックを披露し合ったり、語らったりして楽しんでいたが、昨年の3月にセリックさんは名古屋に転勤し、スペンサーさんは銀行を退職して札幌でプロマジシャンになった。
そして今度はまじまじしゃんさんが松山に転勤すると云う。
転勤は宿命とは云いながらも、私にとっては、残念なことである。
まじまじしゃんさんとは、夫婦同士で語らう仲であっただけに余計に寂しい感じがする。
今月末には、帯広を離れてしまうと云うので、マコママも帯広に来ていることだし、5人でお別れ会の食事をしましょうと誘ったのであった。
帯広を離れる前に、マジック・ミュージアムもじっくり見学してもらいたいので、会社の近くの、北の屋台の卒業生でイタリアンレストラン「タベルナ・センナリ」を予約した。
センナリは、以前にまじまじしゃんさん夫婦を誘って一緒に食事をしており、その後もご夫妻で訪れている店だからちょうど良いセレクトであった。
美味しい食事とお酒とマジックの昔話でおおいに盛り上がり楽しい一時であった。
7月中旬のマジック・ミュージアムのグランド・オープンには駆け付けると言ってくれた。マジックの仲間が帯広を離れるのは寂しいことだが、逆に全国に仲間が散らばるということでもある。
今後は人的拡がりを期待していこう。