3月1日の大雪と強風に依る吹き溜まりとで、すっかり雪に埋もれてしまった自宅の通路の除雪を断念したというか、諦めたというか、開き直ったというか・・・。
どうせすぐに融けるだろうと、放っておいたものが、今日の天気で見る間に融けていく。春の日差しは結構強烈である。
陽の当たる場所の路面が出てきて、その路面が更に陽で温められて、ドンドンと雪が融けていく。
こうなってくると、妙に身体がうずいてくる。
陽の当たらない場所に積み上がっている雪を崩して、陽の当たる場所に移動させて、雪解けのスピードを早めたくなってくるのである。
日陰に積み上がった雪は積雪60㎝ほどの高さである。
スコップで四角にカットして、日当たりの良い場所に捨てる。積雪箇所の一番下は厚さ5㎝ほどの氷になっていて、地面のインターロッキングタイルにへばりついている。
この氷をそのままにしておくのは、何となく気分が悪い。
しかし、この氷を割るにはツルハシが必要だが、ツルハシを使うと路面のタイルを割ってしまう危険性がある。
だが、午前中に、上部を除雪しておくと、午後にはこの氷の端が少し融けてくるので、この隙間にスコップの先を突っ込み、梃子の要領で持ち上げると、氷の板が持ち上がるのだ。路面を傷付けずに、氷をガバッと剥がすのは快感なのである。
割れた氷の板を、スコップでまた日当たりの良い場所まで運ぶ。
今日一日この作業をやっていた。
腰が痛くなるが、雪解けを早める快感の方が勝るのである。
雪解けがかなり進んだので満足して、家の中に入り寛いでいたところに妻が買い物から帰ってきた。
「今日一日、外にも出ないでダラダラして・・・」と云うから「除雪をしていた」と云ったのだが・・・。
景観の変化に気が付かないのだろうなぁ〜。
春の喜び方がまだ分かっていないなぁ〜。