私が会長を務める「北の大地de大道芸フェスティバル」の今年第一回目の会議である。
大道芸フェスは毎年、帯広三大まつりのひとつである「平原まつり」の一協賛事業として開催しているのだが、今年のこの「平原まつり」の開催日程が、例年の8月14・15・16日(曜日には関係なく日で決まっている)とは異なっていて、8月13〜16日の4日間になると云うのだが・・・。
どうにも不可解なのは、この日程案があまりもフレキシブル過ぎるからである。
例年なら、まつり前日の13日は十勝毎日新聞社の花火大会が開催される。この花火大会は2万発もの花火を打ち上げるので15万人以上の観客が全国から集まってくるようになった大きなイベントである。花火は夜のイベントであるから、13日の昼間には全国各地から集まって来た客が街に溢れているのだ。
しかし、昼間に何のイベントも無いから、客は豚丼屋に並ぶくらいしかしていない。
この集客力を活用しようという試みなのだろう。
13日の昼間にまつりをズラそうとしたらしいが、どうも警察が道路封鎖にOKを出さなかったらしいのだ。
結局、13日は、どこかのミュージアムみたいに「プレ・まつり」にしたという。駅前の空地と競馬場でまつりの宣伝イベントを開催すると云う。
14・15日は例年通りであるが、例年15・16日に2日間開催されていた盆踊り大会を、今年から1日だけに縮小することになった。
15日の夜が晴れなら盆踊り大会を開催するが、雨なら中止にして16日に1日順延すると云う。つまり16日は予備日と云う訳だ。
これが、大道芸にとってはじつに悩ましい事態になった。
いまや、帯広の大道芸フェスに出演してくれる芸人は、引く手数多の超人気芸人ばかりである。
8月の稼ぎ時に、移動日に往復2日間を掛けて、しかも最終日はやるかやらないかは前日の天気次第というのでは、16日にスケジュールを入れることは難しい。
だから、大道芸は13・14・15日の3日間の演技で、仕方がないから15日の夕方にファイナルをやることにした。16日の演技は芸人さん次第ということになる。16日のホテルは、サッカーのユースの大会があって満室状態で予約が出来ていないから、16日には芸人さんは帯広に宿泊は出来ないのだ。
後片付けにも時間が掛かるから果たしてどれだけの芸人さんが16日に演技が出来るのだろうか?
何だかとても中途半端なまつりになってしまう懸念があるなぁ〜。