高層マンションの上層階と下層階とで課税方法を変える云々という話をしていたが・・・。
そもそも、地震大国の日本で、自らの足で昇り降り出来ない高さの階に住むと云うのが、リスク管理上も大問題であろう。
地震でなくても、停電でエレベーターが停まっても同様の事態である。
それ以外にも、高層マンションに生まれた時から暮らす子どもに、高所恐怖症ならぬ高所平気症と云う症例があるらしい。
高い所が嫌いな高所恐怖症ではなくて、高いところがまるで平気になるらしい。
昔から、落ち着くことを「地に足を着けて・・・」と言っていたが・・・、生まれた時から高層階に暮らしていたら、最初から空中に居ることになる。
そもそも、人間は、太古に地上に暮らすようになってから智恵を手に入れたのではないのか?
それを、本能とは逆の空中高くに暮らすというのは、本能にそぐわない生き方であろう。
おそらく、知らず知らずの内に、精神的ストレスが溜まるのでないだろうか?
エレベータが停止したら、自分の住む部屋まで、階段で乗降しなければならないが、せいぜいが6〜7階までであろう。足腰の弱くなった老人ならば2階だって苦しいはずだ。
大都会にドンドンと建築される高層マンションを見る度に、こんな所には住みたくないなぁ〜とズ〜ッと思って来た。
狭い東京には土地が無い、狭いから上に伸ばすしかないというのだろうが、これ以上、東京に人間を集めてどうしようというのだろうか?