道路が陥没していく画面を見て、最初は、また中国で手抜き工事か!と思ったのだが・・・。
何と、日本の福岡の博多駅前の話しで、しかも現在進行形だと云うので驚いた。
みるみる内に、道路が崩落し巨大な穴が空いていく。
現場の映像を見たら、下水道が見えるが、この穴の大きさの土砂がどこに消えたのかは定かではない。下水道から流れ出たとは考えられない。
8日の午前5時半頃からの事らしいが、不幸中の幸いと云うか、どうやら人や車がこの穴に落下した形跡は無いと云う。
昼になって、再びニュースを見たら、ビルの地下の土台部分にまで浸食が進んでいた。この周辺には避難勧告が出たと云う。
地下鉄工事のミスが原因らしいと云う。この穴の下では地下鉄の駅部分を造っていたらしい。その駅部分の空間が陥没して、ダルマ落としの様になって、その上にあったこの穴の部分が地上から見ると陥没した様に見えたということだ。
ビックリしたなぁ〜。
地下の工事で、土砂が流れて、数メートル規模の穴が空くことはよくあることらしい。が、これだけ巨大な穴が空いたのは、日本では初めて見た。
アメリカだったか、どうか忘れたが、以前にテレビ番組で、昔の廃抗後だったか、それとも地質が水に溶け易いモノだったかで、町がドンドンと穴に埋もれていく様を見た記憶があるが・・・。
昼の番組内で博多駅周辺の古地図を見たら、かつては湿地帯であったらしい。
かつての海に面した様な場所を埋め立てて、そこを開発したらしいと云う。そんなことを言ったら、太田道灌が建てた頃の江戸城は海に面した城であったのだから、現代の東京の丸の内だとか、銀座の辺りは埋め立て地であろう。それも江戸時代の・・・。
そう考えると、東京の方が恐い気がするがなぁ〜。あんなに地下の開発をして大丈夫なのかなぁ〜。
高度経済成長下に、日本全国に造った橋、トンネル、道路、上下水道、ガス管などが、もうそろそろ寿命が来る頃だが、2020年の東京オリンピックに向けて、レガシーだか何だか知らないけれど、新しい建物をドンドンと建築するつもりのようだが、昔に造ったインフラのメンテナンスの方が重要であろう。
その費用をケチると、今後、日本全国各地でトンネルや橋などの事故が増えるんだろうなぁ〜。
政治家は新しくモノを作るのは票になるが、目に見えないメンテナンスは無視しがちだからなぁ〜。
今回、博多で空いた穴によって、土台が浸食されたビルって、今後どうするんだろうか?
福岡市役所が地下鉄工事での非を認めているから、壊して建て直す費用まで負担してくれるのだろうか?職業柄そちらの行方がとても気になる。