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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-11-22-Tuesday 地震と津波

早朝から東北で地震のニュース。

仙台に居る娘から「かなり揺れたけど無事だよ〜」との電話が入ったので一安心するも、最大震度5弱の地震で、津波が発生するから避難せよとのテレビ放送が頻繁に流される。

どこの局も、この地震のニュースと津波の状況をライブで中継している。

地震の揺れでの被害は少ないようであるが、津波が心配だ。

津波の高さは1m程度と云うことなので、一応安心したが、津波は地形に依って高くなるから、完全に安心は出来ない。

身内の安全確認が終わると、今度は福島原発は大丈夫なのかと関心がそちらに向かう。

ニュースでは、福島第二原発の冷却水が停止したと云う。エッ、第一ではなく第二の方?

やはり地震大国の日本においては原発は怖い存在だ。

テレビでの避難の呼び掛けは、津波の第一波が襲来した後でも、第二波の方が高くなる可能性があるからと、注意喚起が続いている。

3.11の時の津波の被害がまだ脳裏にこびりついているからだろうが、少し過剰なような気もするなぁ〜。

今回の地震で、2つの心配事が出て来た。

ひとつは、津波の避難警報が、空振り(何事も無いに越したことはないが)に終わって、これが度々繰り返されるとオオカミ少年的になってしまい。本当に大きな津波が襲来した時には避難する人間が減ってしまう事態になることである。

津波の避難警報も、大きさの段階を付ける必要があるのではなかろうか?お役人さんは大反対するだろうけどね。

その反対の理由は、住民の身の安全などではなく、自分自身の立場や責任に対する安全の為なんだろうけどね。

人の命が掛かっていることだから、万が一を考えると、と云うことで正面から異論は口にしにくいんだろうなぁ〜。

もう一つは、原発の冷却水停止のニュースを発生後1時間ほど東電が公表しなかったとメディアが怒ったふりをしていることだ。

心理学的に考えても、避難警告の際には情報は「高台に避難しろ」と極力シンプルにするべきである。

そこに、いたずらに多くの情報を出すべきではないと思う。避難民をパニックに陥れて、二次的被害が起きる可能性の方が高くなる。

何でもかんでも情報を出せと云うのは無責任であると思う。

ただし、東電は、一般市民には出さなくても、政府には云うべきであったろう。

いざと云う時の対応が、すぐに出来るようにはしておく必要がある。

それを怠ったから第一原発事故の被害が拡大したのである。

でも、政府が正しい判断と処理が出来るとは、必ずしも考えてはいないけどね。