安田成美・高橋長英主演の演劇で題名は「挽歌」。
3.11の福島第一原発事故で大熊町から会津若松市に避難している人達の話しである。
かなり重たいテーマの演劇であるが、妻が観たいと云うのでお付き合いをしたのだ。
藤丸百貨店のチケット販売所で、1ヶ月前頃に購入したのだが、前から4列目が空いていたのでラッキーだなと思ったが・・・。
会場は1022人収容の、帯広の隣町音更町文化センター大ホールで、18:30開場、19:00開演である。
会社終業後に会場近くのレストランで食事をしてから、18:20頃に会場に到着した。
ここ最近では、1月23日(土)に「熱海殺人事件」を鑑賞に来た会場である。
この時には、駐車場が満杯で車を停めるのに苦労したから、早目に来たのであるが・・・。
この日は駐車場がガラガラで、会場のすぐ脇に停められたから、アレッと思ったのであった。
開場まではまだ数分の時間があるが、ロビーには30人ほどしか人が居ない。アレ、アレ・・・。
開場に入って、前から4列目の下手側の「え」の席に座る。私の左前の席に座高の高い男性が座ったら舞台が見えなくなった。
この会場は、設計が実に悪い。前の方はフラットになっているから、非常に見え難いのだ。これなら前の方の席をS席で販売することは出来ないだろうなぁ〜。なんでこんな変な設計なんだろう。
開始5分前になって、非常時の避難誘導の話しや携帯電話などの電源を切るようにアナウンスが入ったので周りを見たら、前の方の客席にしか客が居ない。まるでガラガラなのである。エッ〜、いまどき趣味の会の発表会だって、もっと観客は居るんではないかと云うほどのヒドイ状況である。
3分の1も入っていない。
舞台側から見たら、ちょうど目線の先には客が居ないという状況なのである。これは演技者側からしたら、力が入らないし、やり難い状況であろうなぁ〜。
招聘したスタッフは、もっとチケット販売にも頑張らなければならないんじゃないのか?ちょっと演技者に対しても失礼な観客数である。
演劇の内容は、実に重たいテーマであったが、共感出来た内容である。やはり演劇はこう云う社会性があっても良い。
だが、せっかくの演劇を、この観客数では・・・、
音更町の文化性の低さなのだろうか?
演劇よりも、そっちの方が気になって仕方がなかった。