«前の日記(■2016-12-11-Sunday) 最新 次の日記(■2016-12-13-Tuesday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-12-12-Monday 秋間美江子さん②

ようやく秋間さんと連絡が取れた。

「会いたいわ〜、これから帯広にも行こうと思っているのよ!」と言ってくれるが「札幌と帯広の間は8月の台風で線路が切れて、まだ列車が通っていないんですよ」と伝えると「それじゃ〜ちょっと無理ね」と言う。

「兄が逮捕された12月8日に北大のキャンパスに立ちたいと思って札幌に来たの、そしたら11日に北大で『宮澤・レーン事件』の演劇があるっていうから、それも観たいと思って・・・」と云うので「では、私達夫婦もその演劇を観に札幌に行きますのでそこでお会いしましょう」と伝えたら、ちょうど秋間さんの横に、その演劇を催す会の責任者の山本玉樹代表幹事さんが居られて「秋間さんの隣の席を用意しますから是非観に来て下さい」と言う。

帯広からは、ボルダーで秋間さんのお世話になったGさん親子と、私達夫婦との4人で行くことになった。

Gさん親子は車を運転して日帰りで往復するから、私達とは別々に札幌に向かうことになった。

JRの列車は不通であるから、帯広ー札幌間の都市間バスのポテトライナーの空き情報を調べると全便満車である。

帯広ー千歳空港間のミルキーライナーの7:30発ならまだ空きがある。

これだと、南千歳駅から列車に乗り換えて札幌まで行かなければならない。乗り換えは面倒であるから、私が運転して自動車で行こうよと妻に言ったら・・・。

「夏でさえ、札幌まで運転したことがない貴方の運転で、冬道に札幌までなんて・・・、しかも、ニュースでは10日の札幌は大雪で大変な状況よ!貴方の運転にはとても命を預けられないから、自分で運転するというなら一人で行ってちょうだい、私は留守番にするから・・・」と云う。

仕方がないので、行きはミルキーライナーで行き、帰りはJRで札幌からトマムまで行って、トマムでバスに乗り換えて帯広に戻る便にすることにした。

この予定だと日帰りは無理なので、北大近くのホテルも予約した。

行きのミルキーライナーは予約が出来たが、帰りのJRは列車もバスも予約を受け付けないと云うのである。みどりの窓口の係員に「どうして予約を受け付けないの?まさか当日になって満席で乗れないなんてことはないんだろうね?」と尋ねたら「これまで、満員で乗られなかったという事態は起きていないので大丈夫です」と云う。

このJRの対応はまるで理解出来ない。予約を受けつけた方が客は安心するだろうに・・・。

とりあえず、往復の手段と宿泊先は確保したのだが・・・。

11日の朝、帯広は晴れているが、ニュースでは札幌は雪で、昨日10日の札幌方面は60㎝以上の大雪で、札幌市内は市電も雪で走れないし、飛行機は欠航して新千歳空港はてんやわんやの状態であったという。

バスは狩勝峠のトンネルを抜けると大吹雪で、前が真っ白になるいわゆるホワイトアウトの状態だ。

高速道路の道東道が、夕張ー追分間が不通になったと云うニュースが入り、バスは追分ICで高速道路から降りて一般道を走ることになった。

千歳空港に向かう間の道もホワイトアウトの状態である。数台の車が畑の側溝に落ちているのが見えた。

それを見た妻が「貴方が運転していたら、今頃側溝に落ちて、救助を求めていたかもね、バスで来て良かったでしょ」と誇らしげに言う。

南千歳駅で降りたら、バス停から駅舎までの間20mほどが除雪されていない。短靴で20㎝ほどの雪をかき分けて歩く。私が開けた道を妻が後に続く。

こりゃ〜ヒドイ状況だ。途中でG親子から「雪がヒドイので札幌行きは断念する」との連絡が入る。それが賢明な判断であろうと思った。(つづく)