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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-12-17-Saturday 33回忌

17日は祖母ハナの33回忌

ハナは1896(明治)29年3月22日の札幌生まれの道産子である。

有田家の長女で、後に帯広で開業した有田紙店の有田重太郎の妹である。

重太郎は帯広商工会議所の副会頭も務めた帯広財界の重鎮の一人である。「紙」のコレクターとしても有名で、「紙」と名が付くモノなら切手・タバコ・マッチ・紙幣から割り箸の袋まで蒐集していて、私の収集癖はこの有田家の血が影響しているのかもしれないなぁ〜。

ハナ婆さんは、1984(昭和59)年12月31日の大晦日の朝に89歳で亡くなった。

この時代の人としては、米寿過ぎまで生きたのだからかなりの高齢である。

33回忌となると、ハナ婆さんのことを知っている人も少なくなったから、お誘いしても迷惑を掛けると思って、母と私達夫婦と弟夫婦の5人の身内だけで、坊さんに自宅に来てもらい読経してもらったのであった。

ちなみに私の妻も、弟の妻も、結婚する前に亡くなっているから、ハナ婆さんんには会ったことがないのである。

読経が終わった後で、ハナ婆さんが好きだった洋食屋のドラゴンの系統の店、ホームに行って昼食を摂ることにした。

ドラゴンは今の坂本ビルの東側にあった洋食屋さんで、我が家の店子さんでもあった。経営者は山崎多美也さんと言って、昔からよく食べに行っていたものだ。ホームは、その多美也さんの長女と、ドラゴンで働いていた弟子の井出さんとが結婚して始めた店である。現在は六花亭本店の2階で営業している。

母を連れて行くと、井出さんが「おあばちゃん元気だった?」と声を掛けてくれる。

昔懐かしい味に満足して、昔話に花を咲かせたのであった。