クリスマスに雪が間に合ってホワイトクリスマスになるかどうかと気を揉むのが例年であるのだが・・・。
この例年と云う言い方自体が、もう使えないように異常気象が常態化して平常気象になっているかのようだ。
十勝の雪もヒドイがそれ以上に、札幌方面の降雪量の多さと、その大雪による交通機関の麻痺が、最近のニュースを騒がせている。
ニュースでは、札幌市の除雪費用が年間で195億円も掛かるのだと言っていた。数年前に私が新聞のコラムを書く際に調べた時には150億円だったのに、それから45億円も増えたと云うのだろうか?
その時のコラムにも「札幌の降雪量は年間で6〜8mにもなる。こんな豪雪地域に、180万人もの人間が暮らしている場所は世界中探したってない。寒さは暖を取ればなんとかなるが、雪は処理が大変だ・・・云々」的な内容で書いた記憶がある。
今回の大雪で、札幌市内の道路は大渋滞をひきおこし、JRも列車が動かず、新千歳空港も飛行機が飛ばずに空港で2〜3日も泊まらなければならない乗客が大勢でた。
日本の日本海側の豪雪地域に、こんな大きな都市を造ること自体が問題なのだ。
雪と云うのは、春になれば自然に融けるものだが、そこに人間が暮らしていたら、自然に融けるのをただ待っているわけにはいかない。人間の手で除雪・排雪をしなければ生活が出来ないからだ。
その除・排雪に年間約200億円もの経費を掛ける暮らしって、これからの人口減少社会において賄えるのだろうか?
毎年、ただ捨てるためだけの200億円があったら、いったい何に使えるだろうか?
このコラムに、十勝に第二の都市を造るべきだと書いたが、この異常気象で帯広も雪が多くなったからなぁ〜・・・。