来年はいよいよ還暦である。私は、昔から怠け者なので、還暦を機に公職など自分の会社以外の役職を辞して、趣味のマジックに没頭したいと妻に言ったら「ずっと、前からそうしているんじゃないの?」と冷たい返事。
確かにその通りであった。今更と云うことか・・・。
昨日28日に、東京から旧知のSさん、Tさん夫妻と、マジックマニアのN社長家族4人が十勝を訪れている。
今朝は熱気球のフリーフライトで十勝の空を飛ぶので、6時に北海道ホテルに集合である、5時頃には起きて準備をする。
風邪がまだ完全には治っていないので、フル装備の厚着をして自宅を出たのであった。
帯広市内は風が吹いていないし、天気も良いし、気温もそれほど低くない。朝の6時でマイナス一桁台である。
これは大丈夫だろうと、熱気球を飛ばしてくれるOさんとの合流場所の道の駅ピュア21士幌に向かう。途中の国道で、自動車4台が路外に落ちている。ここ最近落ちたばかりの様子である。
運転には自信がないから、大正交通のD社長の運転するジャンボタクシーで移動して正解であった。
到着したら、Oさんが「今日は気温が温かすぎる」と云う。「熱気球にはもっと気温が低い方が風が吹かなくて良いのだが、今日はちょっと風が強いなぁ〜」と不安なことを言う。
風が少ない場所まで移動して、風船を飛ばして風の具合を調べたが、やはり風が強くて無理だと言う。
残念だが仕方がない。2時間ぐらい様子を見て、風が収まったら飛ばしましょうと言ってくれたので、取り敢えず昨日28日に開村した氷のビレッジ「然別コタン村」に向かうことにする。
8時に到着したが、まだ準備中である。ネイチャーセンターの事務所を訪ねたら旧知のIさんが居たので鍵を開けてもらい氷の家イグルーの中で、北海道ホテルに作ってもらったランチBOXを食べる。
ちょうど、氷のテーブルとイスが有り、プロジェクターで氷の家の制作作業のビデオを見ながら朝食を食べた。
昨日、開村したばかりで、まだ完全に準備が整っていないようだ。スノーモービルもまだコースの整備が出来ていないから無理だと言う。
湖上の露天風呂に降りる坂道にはまだ階段が出来ていない。
急な坂道を横向きで滑り下りながら、凍った湖面を歩く。中国人のグループが数人入浴していた。
北海道の人間である私は入りたいとは思わないが、皆、入りたいと言う。
女性は水着も持って来てないし・・・。入浴は断念してもらった。Oさんから「風が収まらないので今日のフライトは無理だ」との連絡が入ったのでこれからのスケジュールを考えた。
ホテルに戻る前に、緑が丘公園に寄って、氷まつりの会場を見て、豚丼を食べて、ばんえい競馬というスケジュールにした。
氷まつり会場では、滑り台で滑らせてもらったし、豚丼は「ぱんちょう」にタイミング良く待たずに入れた。ばんえい競馬では、第2レースの馬券を購入して見学、とかち村で、「百合根」やチーズなどをたくさん買ってくれた。あまり多くかったので持てずに宅配便で送ったほどであった。
今回は、残念ながら熱気球には乗れなかったが、冬の十勝を体験してもらい嬉しかった。
こうして十勝のファンが地道に拡がっていくことが、観光につながっていくと思う。
面白い誕生日になった。