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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-02-28-Tuesday 収録

25日(土)にテレビの収録があったが、

これまでに何度か経験しているスタジオ収録とはかなりの違いがあった。

今までに経験しているのは、帯広の局ではHBCやNHKやOCTVで、これはいずれも大学卒業後すぐにマジック関係で出演している。

札幌ではNHKやHTBで、こちらはNHKは「北の屋台」関連と、HTBは「朝まで生テレビ」にコメンテーターとしての出演であった。この「朝まで生テレビ」の撮影は徹夜で、夜中に生放送であるから、体力的にもシンドイ撮影であった。

東京でもNHKの渋谷本局で「まちづくり」の番組に「北の屋台」を紹介してくれる番組への出演も経験している。この時は楽屋からスタジオまでの距離がかなりあったのでNHKの広さにびっくりしたのを記憶している。

この他にも数度のスタジオ収録を経験しているが、今回の収録はこれまでとは、ちょっと勝手が違ったのであった。

2月13日に、ディレクターが帯広入りして「マジック・ミュージアム」や「坂本ビル」などを10時間も掛けて撮影していったが、それを短く数分間に編集したVTRをスタジオで、初めて見ながら、司会の石坂浩二とアシスタントの松丸アナウンサーと3人でコメントを入れていく作業というのは、慣れていないから結構戸惑ったのである。

この部分には台本上もセリフがまったく載っていないのだ。ただ「コレクター登場VTR」とか「マジックミュージアム紹介VTRその一」とかしか書いていないのである。

どんな編集映像になっているのかも、まだ一度も見ていないから内容が分からないのだ。

10時間も撮影していったテープが4分間程度に編集されているのだから、どこを削り、どこを使っているのかの見当すらつかない。むしろ、まったく撮影風景を見ていない石坂さんや松丸さんの方がまだコメントが楽だったかもしれない。

さらに、事前に渡された台本上に書かれているセリフは、本番ではほとんど役に立たなかったのである。

石坂浩二さんの余りにも豊富過ぎる知識と、その知識を全部披露したいと云う欲求、そこの隙間に素人の私が入っていくと云うのはかなりハードなことであった。

事前に『マジックでは「タネ明かし」はご法度です』と何度も念を押していたのだが、いざ撮影に入ると、石坂浩二さんは自分が知っているタネの知識を披露したがるので困ってしまった。

ディレクターは「マジックの番組ではなく、コレクションの紹介番組ですから・・・」と云うが・・・。

この日の3人での収録時間も、30分番組なのに3倍以上の時間が掛かっている。これらのテープを約23分間に編集するのだから・・・。

番組全体を仕切るプロデューサーと、私を担当したディレクターとの感性も、私と石坂浩二さんとの感性もそれぞれ異なるのだから、どこをどう編集してひとつの番組にするのかは、最終的にはプロデューサーの感性に委ねるしかない。

果たして、どんな番組に仕上がるのやら、台本にふられている番号を見ると、私の出演する回がちょうど放送50回目になるようだ。楽しみでもあり、不安でもある。