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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-03-22-Wednesday 家族旅行6

20日(月)春分の日

旅館の朝食も豪勢で食べ切れない。今度からは朝食バイキングのホテルの方が良さそうである。どうも坂本家は貧乏臭いなぁ〜。

9時にタクシーで、「二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)に向かう。妻が作ったプランには無かったが、旅館からは車でわずか10分程の距離だと云う。

二見浦の注連縄(しめなわ)で結ばれた「夫婦岩(めおといわ)」は正月元旦のテレビによく映る風景で、せっかく夫婦の還暦祝いの旅なのだから、ここを訪ねなければ意味がない。

タクシーを待たせて参拝したのだが、小さなところだったのでわずか15分で戻って来て、内宮に向かう。

道路は少しずつ混み始めている。

宇治橋前の広場には、すでに人が大勢居る。広場の横のコインロッカーに荷物を入れるが意外と空いていたのでビックリした。空いていないかなぁと思っていたからだ。

人の多さは、昨日の外宮の比ではない。20倍ほども、内宮の方が参拝客が多そうである。それでもまだ内宮も昨日よりはかなり人出は少ないのだと云う。

3連休の真ん中の日曜日であった19日の人出は、それこそ人も車も渋滞していたそうだ。今日はまだ、スイスイと進んで行く。それでも午後からはもっと人出があるだろうと云う。伊勢神宮の参拝の仕方としては、まず外宮を参拝して、それから内宮を参拝するのだそうだから、ちょうど昨日空いていた外宮を参拝し、内宮も午前中に参拝したのは正解であったろう。

内宮は正式には「皇大神宮」と云う。まずは順番通りに、手水舎で清めて、五十鈴川御手洗場の川でも手を洗った後、正宮・荒祭宮・神楽殿と回って、お神札授与所で、お札やお守りなどを購入、風日祈宮をお参りして子安神社を経て宇治橋に戻った。

昼食は門前町の「おはらい町」「おかげ横丁」で食べようと考えている。タクシーの運転手からの情報では「すし久」で「てこね寿し」をと言われている。12時少し前であったが、すでに満席で10分程待って2階の奥の部屋に案内された。その階下には別の店が営業している。どちらが借りているのかは聞かなかったが、繁盛している店である。

我が家は小食であるから、3人分のメニューを注文して4人でシェアすることにした。てこね寿し、ひつまぶし、炊き込みご飯の3種類を注文したが、それでも食べ切れなかったのであった。

次は、平成5年に出来た「おかげ横丁」に行く。

私が前回、伊勢神宮に来たのは平成6年4月であるから、ここには、出来てすぐに見学に訪れていることになる。その時には、こんなに店もなかったし、お客の数も少なかったが・・・、何故だか、ここの劇場で人形浄瑠璃を見た記憶があるのだが・・・。

その場所に行ってみたら「おかげ座 神話の館」との看板が掛かっている。古事記をアニメや和紙の人形で紹介していると云う。私は古事記は好きで内容も良く知っているが、妻や子供らは知らないと云う。お前らは日本人か!

それでも、まぁ楽しそうなので、お付き合いして観たのだが、まぁまぁ面白かった。

案内人が、この近くに猿田彦神社があると云うので、場所を教えてもらって参拝する。鼻が大きい異形の神であり、天狗の祖とも云われる猿田彦(サルタヒコ)の妻は「天宇受売命(アメノウズメノミコト)」で芸能の神様である。何故、彼女が芸能の神様になったのかと云えば、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸に隠れた時に、アメノウズメが裸同然の恰好で舞を踊り、それで男神たちが騒然となったのでアマテラスが何事かと少し岩を開けて外界を見るために空けたわずかな隙間に、天手力男神(タヂカラオノカミ)が手を入れて、岩戸を開いたのである。

つまり、アメノウズメはストリッパーの元祖であり、そこから芸能の神様になったのだ。そのアメノウズメにマジック・ミュージアムの成功を祈願したかったのである。

猿田彦神社から、再び「おはらい町」に戻り、タクシー運転手推薦の「利休饅頭」をお土産に買い、定番の赤福本店に行って赤福を食べる。

後は、帰るだけなのだが・・・、妻が「伊勢志摩と云ったら真珠よね〜」と言い出した。私がシランプリして行こうとしたら、息子が妻にプレゼントすると云う。手頃な値段のピアスを買ってもらって至極ご満悦であったが、もしも私が買ってあげるなんて口にしようものならきっと高価なモノを買うのであろうが・・・。

コインロッカーから荷物を取りだし、タクシーで伊勢市駅に行き、近鉄で名古屋駅まで、次女はここで新幹線に乗り東京に戻る。

駅前のホテルにチェックイン後に3人で居酒屋で夕食。やっぱり我が家は貧乏性だなぁ〜。高級な料亭料理よりも焼鳥屋の方が性に合っているようだ。

食後に息子は電車で岐阜のアパートに戻る。

妻と二人で、名古屋の夜の街に行く。

ネットで検索して「マジックバー モメントス」に飲みに行った。

3人のマジシャンの実演を楽しんで帰る時に、マジシャンの伊賀奈功さんが「帯広には良く遊びに行く」と云うので、マジック・ミュージアムのことを宣伝しておいたが、今回の旅には、帯広と云う地名がよく登場するなぁ〜。

もう一軒行こうかと思ったが、妻が疲れたから大浴場でお風呂に入りたいと云うのでホテルに戻って寝たのであった。

翌朝は、名古屋ー品川ー羽田空港と移動して無事に帯広に到着。天候が21日から崩れると云うが、この旅行期間は実に良い天気であった。やっぱり私は「晴れ男」であった。(おわり)