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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-05-26-Friday 展示

マジック・ミュージアムのイリュージョン部門を

坂本ビルの1階に展示してある。

「イリュージョン」とは、人間を空中に浮かせたり、身体を半分に切断したり、大きなバスケットに入れて12本の剣で突き刺したりする大掛かりなマジックである。

去年の6月に、砂川市の吉野繁夫さんと云うマジックを趣味にしていたお医者さんが90歳でお亡くなりになった。そのご遺族の方から、マジック・ミュージアムに愛用の道具を展示して欲しいと、同年11月に寄贈を受けたモノである。

2トントラック一杯に届いた荷物を見て唖然としたが、何とか一人で組み立てて飾ったのである。

しかし、道具をただそのまま展示しても、箱が並んでいるだけでは、見てもつまらないだろうから、マネキン人形を多用して、いかにもマジックを演じているかの様に演出して飾っているのである。

ターンテーブル等も使用して動きを取り入れているからアイキャッチとしても機能している。

通リ抜けする人達には、とても好評を博している展示物だ。

今日、小さな木製の人形が十数体入った荷物が届いた。高さ30㎝くらいで、関節が曲がるようになっており、ポーズをさせてデッサンなどに使用する人形である。

「訳アリ」と云うことなのだが、どうやら、関節の接着方法が拙くて、自由には曲がらないから製品にはならない品物の様である。

それでも、不自然ながらも関節はある程度は曲げられるので、人形を見ている内に、フッと面白いことを思い付いた。

この小さな人形を「小人」か「妖精」に見立てて、イリュージョンマジックのアシスタントを務めているような演出をしてみようと考えたのだ。

やってみたら、これが案外面白い。

人形が余ったので、ストップモーション撮影みたいな演出もやってみた。

通行人も、皆、ワァ〜面白いね〜と指を差して喜んでいる。

自分では、現代アートを造っているような感覚になりながら作業を続けた。これが、なかなかの出来で、自分ではちょっとした作品に仕上がったなぁ〜と自負している。

1階の展示物はガラス越しではあるが無料で見られるので、坂本ビルの近くに来られた方はぜひ見てもらいたい。