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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-06-02-Friday 怒り

アメリカのトランプ大統領が

地球環境変動問題いわゆる地球温暖化のパリ協定から脱退すると宣言した。愚かしい行為であると怒りを覚える。

私は1987年に帯広青年会議所(JC)に入会し、1991年に都市環境問題委員会の委員長に就任した。

帯広JCでは委員会名に初めて「環境問題」と云う名称が付いた委員会であった。

初めての「環境」という名称に何をやるのかかなり迷った結果、当時の日本では、まだほとんど話題にもなっていなかった地球環境問題を取り扱った。

私の性格上、やる以上は自分なりに調査研究を行う癖がある。地球環境問題の本を多数購入し読破した。

翌年、その成果が大学問題委員会の委員として「国際環境大学」と云う名称の地球環境問題を専門に取り扱う大学を十勝に作ろうと云う提言に繋がっていった。

95年には「国際環境大学構想プロジェクト(2室4委員会)」担当の副理事長となり、この構想を更に推進。96年には「十勝環境ラボラトリー(TKL)」を設立して現実化に向けて邁進していった。

この96年の当時であってもまだ、地球環境問題を真剣に考えている人間は少なかったのである。それが、異常気象の世界中での増加などから徐々に地球環境問題がクローズアップされて来て、パリ協定を締結することになってようやく世界の足並みが揃ってきたかと思っていたのだが・・・。

トランプ大統領が、パリ協定から離脱すると表明したのである。

確かに、科学者の間でも地球環境問題では、特に「温暖化」の原因に関して異論があることは承知しているが、しかし・・・。

温暖化の原因が二酸化炭素の増加以外の何かであったとしても、まだ原因がハッキリしていないとしても、とりあえずは二酸化炭素の増加を止める手立てをしておくことが必要であろう。

二酸化炭素の増加を止められて困るのは、「金儲け」をしたい奴らだけであって、そんな奴らの金儲けの為に、地球が生物の住めない星になってしまったら元も子もないではないか。そうなってしまったら、取り返しがつかないからだ。

だが、このパリ協定にも欺瞞がある。二酸化炭素の排出量を購入できる権利なんてもんは、結局は形を変えた「金儲け」でしかないからだ。これでは二酸化炭素は排出され続けてしまう。

所詮は、目クソ、鼻クソの世界かもしれないが、地球人の意識として二酸化炭素の排出量に関心が高まるのはよいことであろう。

パリ協定の離脱も、表明して直ちに出来るわけではないと云うから、トランプの弾劾にでも期待するとしようか。

どうして、地球上のリーダーは、こんな変な奴らばっかりになってしまったんだろう。