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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-06-21-Wednesday 市場問題

小池都知事が築地・豊洲市場の両立案を提示したが・・・。

私は愚の骨頂だと思う。

都議選が近づいて来たから「決められない知事」と云う自民党の攻撃材料を減らそうとして、一応決めたフリをしたつもりなのだろうが・・・。

これでは何も決めたことにもなるまいに・・・、ただの先送りでしかない。

築地と豊洲は地図で見たらすぐ近くである。こんな近くに2つの巨大な市場を造って両方を上手く機能させられるのだろうか?

そもそも、「仲卸業」と云うのは近年の商業の形態からは減少傾向にある。中間業者を排除して、その分の中間マージンを無くして価格を安くしようと云うのが近年の流れであろう。

生産者と消費者が直に取引するケースだってあるだろう。

巨大市場の存在価値自体を見直さなければならない状況であるのに、それを近くに2つも抱えるというのは、経営者としては?マークである。

食のテーマパークと言っていたが、そんなものは、あちらこちらに既にあるではないか。

それとも何か別な秘策でもあるのかしらん。

現在、築地で商売している業者にしても、一旦豊洲に店舗を構えて、5年後にまた築地に戻るなんてことは、経費倒れになりかねないから、そうそう知事の思惑通りにはいかないと思うよ。

そんなに多くの業者に、企業的体力があるとは思えないからねぇ〜。

そもそも、豊洲のイメージを最悪の状況にしたのは小池都知事である。野党なら攻撃すれば良いだけだが、為政者は前任者の仕事を引き継がなきゃならないんだから、後の運営も考えた発言をしなければならない。それが為政者の難しいところだ。

自分で破壊したイメージに悩まされる結果になるだろうと以前に予言しておいたが、おそらくその通りになってしまうのではないか。

それでも都議選では都民ファーストには票が入るんだろうなぁ〜。国政選挙じゃないから、私には1票もないが、都民は一体どう判断するんだろうかなぁ〜。

そろそろ小池都知事の化粧も剥げてきたかな?