今日の18時半から帯広市内のインザスィートのスープと云う場所で行ってきた。
演題は「半世紀のマジック人生」である。
「北の屋台」をオープンさせた2001年からは、「まちづくり」の講演で全国47都道府県の内の45都道府県から招待されて、全国各地を2回り以上は講演をやってきた。ちなみに呼ばれていないのは長崎県と佐賀県の2県だけである。
講演回数も300回は優に超えているんじゃぁなかろうか。
原稿を見なくても90分は話せるほど、内容もすべて頭の中に入っているが・・・。
去年のマジック・ミュージアムのセミ・オープン以来、今度は「マジック」での講演依頼が増えてきた。
本来は、こちらの方が得意なはずなのに・・・。
アッ、でもマジックは公演であって、講演ではなかったが・・・。
大学を卒業したての頃は、マジックを演じて欲しいとの依頼が多かった。私もその頃は演じるのが楽しくて、常にアタッシュケースにマジック道具を多数入れて持ち歩いていたのだが、その内に段々と、演じることが面倒臭くなってきたのである。大きなカバンを持ち歩くのが億劫になってきたのだ。
結婚した頃からは、カード(トランプ)一組だけをポケットに入れる様になっていた。
道具に頼らずに、技術だけで見せようと考えるようになったのだ。結果として、大掛かりなマジックの演技依頼はお断りをするようになっていったのである。
そうこうしている内に、「北の屋台」が先進事例として持て囃され、私が「観光カリスマ百選」に選出されてからは、全国各地から講演依頼が舞い込むようになったのである。
当初は、大勢の人の前で話すことが苦手であったから、落語を聞いて話し方を勉強し、今では人前で話すことが苦痛ではなくなった。慣れと自信と云うのは大きいものだ。
「北の屋台」の役職を辞した2007年からは、講演の数は急激に減ったものの、それでも年に10本ほどは講演依頼が舞い込んできた。
それが、去年からは「マジック」で話をして欲しいと云う依頼に変わったのである。
60〜90分間の話の内、20分間ほどのマジックの実演をやって話をすると、北の屋台の話よりも観客受けが良いのである。
やはりマジックの魅力と云うのは大きいのだろうなぁ。
これからは、講演内容もしっかりとまとめないといけないなぁ〜。
マジックの講演と云う新しい分野を切り拓いてみようと思う。