«前の日記(■2017-07-04-Tuesday) 最新 次の日記(■2017-07-06-Thursday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-07-05-Wednesday 頭が混乱?

前立腺癌と宣告を受けてから、

本やらネットやらで「癌」について色々調べているのだが・・・。

調べれば調べる程、訳が分からなくなっていく。

現時点で心掛けているのは、民間療法やまじないみたいな類は排除して、専門の医者の言うことに耳を傾けようとしているのであるが・・・。

その専門医の言うことが、医者に依ってまるで正反対なのであるから何を信じれば良いのやら分からなくなってしまうのである。

「癌」は早期発見、早期治療すれば治る。と云う医者が居る一方で、健康診断等でむりやり「癌」を発見して、しなくても良い治療をして、かえって命を縮めている。と真逆のことを言っている医者も居る。

前立腺癌に限っても、早期発見、早期治療を推奨する医者と、前立腺癌は進行が遅い癌で、他の病因で死んだ患者から死後に前立腺癌だったと判明する「ラテント癌」が多いのが特徴で、無理して手術することで命を縮めたり、男性としての尊厳を失う患者もいるのだと言う医者も居る。

一体どちらが正しいのだろうか?まぁ、ケースバイケースなんだろうけどねぇ〜。

前立腺癌は治療法の選択肢が多様であるようだ。患者の年齢によっても選択肢が分かれるようであるし、進行具合によっても分かれるようだ。これまたケースバイケースなのであろう。

PSA検査などで早期発見(他臓器等への無転移なら)して、前立腺の全摘出手術をすることを勧める医者が居る。

重粒子線治療や陽子線治療などの最先端放射線治療を勧める医者も居る。

睾丸摘出手術や内分泌療法(ホルモン療法)もあると言う。

大雑把に言えば、癌の病根を直接除去するか、放射線で退治するか、進行を遅らせるかと云う選択なのだろう。これらを複合させる場合もあるようだ。

前立腺癌は「男性ホルモン」の影響を大きく受ける癌で、男性ホルモンの供給を止めれば進行が遅くなると云う特徴があると言う。

男性ホルモンの90%が睾丸で作られると云うから、男性ホルモンの製造工場である睾丸を切除すれば、原料供給が遮断されて癌が進行しなくなるのだそうだ。

問題点は男性ホルモンは副腎でも10%が作られているから完全な遮断ではないと云うことと、男のシンボルの金玉を失うことで男性としての精神的なストレスが生じたりすることだ。オッパイが大きくなったり等の身体が女性化することもあると云う。

前立腺の全摘出は、病根を取り除くことで転移のリスクを下げることにあるが、問題点は排尿障害と勃起障害などがあると云うことだ。男性は前立腺の間に尿管が通っているが、これが水道の栓の役割りを果たしている。前立腺を除去して、膀胱と尿道を直接つなぐと排尿のコントロール、特にオシッコの我慢が難しくなると云う。

私は元々性欲が強い人間ではないから、別段オチンチンが勃起しなくてもまったく構わないが、排尿障害になってオシッコを垂れ流すのだけは勘弁してほしい。これだけは誰が何と言おうと絶対に嫌だ。

となると、治療法の優先順位としては重粒子線治療が一番に来るのだろうなぁ〜。ただし、これは最新治療であるから健康保険が効かないので、高額な治療費(最低でも300万円)が掛かり、治療期間も1ヶ月を要するのだと言う。

北海道には、この重粒子線治療をする施設が無いので、千葉県や群馬県などに行かなければならない。

幸い、生命保険会社のガン先進治療特約に加入しているから高額な治療費でも問題はまったく無いのだが・・・。

前立腺の全摘出手術を勧める医者が言うには、放射線治療は手術をやった患者が次の段階としておこなう治療法であって、一番最初に来る治療法ではない。放射線治療をやった患者には全摘出手術は出来ないのだと言う。

でも、私は、最初から全摘出手術は嫌なんだから・・・。

自分の命について、こんなに真剣に考えたのは初めてである。

もう少し情報収集をやってみてから判断することにしたいと思う。