«前の日記(■2017-10-24-Tuesday) 最新 次の日記(■2017-10-26-Thursday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-10-25-Wednesday 23,24日

23・24日

22日(日)は台風21号の影響で、札幌駅北のアパホテルに宿泊した。ホテルを9時に出て、北大病院までの500mほどの距離をミゾレ混じりの冷たい雨の中徒歩で向かう。病室に入って窓の外を見たら大粒の雪に変わっていた。全道的に大荒れの様相であるから、昨晩の内に札幌入りしておいて正解であった。

陽子線治療は23日(月)と24日(火)の後2回で、当初予定の30回の照射を全て終了する。9月5日に入院して以来、明日の10月25日で入院51日目と云うことになる。長い様で短く、短い様で長かった。

陽子線治療は、週に4回で、一回の治療時間は30分程度でしかない。副作用が全く無いから、身体はいたって健康そのもので、身体と暇を常に持て余していた。

朝6時に起床、7時にシャワー、8時に朝食、10時半〜11時まで治療、12時に昼食、18時に夕食、21時に消灯と云うスケジュールである。

基本的に水(月曜が祝日の場合は治療日)・土・日・祝日は治療は休みであるが、外出は事前に医師の許可が必要で、門限は20時、2日連続の外出は不可、外泊は月に一度と決められている。

入院期間51日間中の治療日は30日であるから、残りの21日間は何もない日なのである。

札幌と帯広間はJRで往復約6時間であるし、列車のダイヤはとても不便であるから、日帰りで帰るのは大変だ。

規則には病院を出るのは7時過ぎから、門限が20時迄であるから、このタイムスケジュールに合わせるなら、札幌発07:45−10:36帯広着(Sとかち1号)で帯広に行くしかない。

帰りは、門限の20時に間に合う列車ならば、帯広を15:20(Sおおぞら8号)で札幌着は17:56に乗らなければならないのだ。これだと帯広には5時間ほどしか居られない。移動時間の方が長いなら何の為に帰るのか意味がなくなる。

だが、後発列車は出発時刻が2時間半も後の17:47帯広発(Sおおぞら10号)で札幌着が20:15着なのである。この列車だと札幌駅に到着した時点で既に門限を過ぎているのだ。

この辺りの交通事情の不便さを説明して、門限を20:30にしてもらい2回帯広に戻ったのであった。

入院期間中は入院患者とは、ほとんど会話をしなかった。重篤な患者の身の上話を聞いてしまうと気分が重くなると思ったからだ。一人で部屋に籠ってDVDを見て過ごしたのであった。

札幌での外出許可の際には、従弟やマジシャン仲間と食事をしたり、一人で映画を観たり、足裏マッサージを受けたり、北大キャンパスを散歩したりして楽しんだ。それも今日でお終いである。

退院したら何がしたいか?と聞かれたので「お寿司を食べて、温泉に入って、風呂上りにビールを飲んで・・・」と言ったら、「温泉はまだ1ヶ月くらいはダメですよ、入浴剤入りのお風呂もダメです。肌が荒れる可能性がありますから・・・、お酒はあまり飲み過ぎないように・・・、お寿司は問題ありません」とのこと。

すぐにやりたい事が全部出来るわけではないようだ。残念!