既製品で売っていたのか、それとも母が作ったのかを確認しろと云うのだ。よっぽどツボにハマったのだろう。
母に確認したら、既製品だと云う。母も、こう云うモノが売っていて、子ども達のお尻やお腹を冷やさなくてよいと思ったのだと云う。
妻も納得したのか「フ〜ン、じゃぁ、坂本家が履いていたってことは、私が知らなかっただけで、当時の最先端のファッションだったんだね」と笑う。
納得したところで映画でも見に行こうと云うことになった。今日から封切の映画がいくつか上映される。
何を見ようかと色々探してみたら、昨日の北海道新聞と十勝毎日新聞の地元の新聞両方に「風の色」と云う映画が大きく紹介をされていた。
北海道が主な舞台で、しかも主人公がマジシャンであるという。
これは見なくてはなるまい。あまり乗り気ではない妻も、仕方が無いと一緒に見に行ってくれることになった。ただし、映画の後は、外食とカラオケにお付き合いである。
映画は・・・。
マジックの研究者としては、このマジックの扱い方には???
あまり詳しく書くと、まだ見ていない人にタネ明かしをすることになるから、極力控えたいと思うのだが・・・。
魔法と手品の境界線が曖昧過ぎて・・・。
魔法使いを主人公にした映画は、それこそ何でもアリの世界になってしまうが・・・。
魔法使いとマジシャンは同じではない。マジックにはタネがあるからだ。
この映画のマジックの監修をMr.マリックがやっているが、そう云えばマリックは、手品と魔術の境界を曖昧にした超能力マジックを「超魔術」として売り出したのであったなぁ〜。
マジシャンの不文律としては、超能力マジックはあくまでも手品であることを言明して演技する習わしなのだが・・・。
見ている最中も、見終わってからもモヤモヤが消えない映画であった。