映画館がこれまでにないくらいに混んでいる。春休みだから子供向けのアニメの「ドラえもん」などを家族連れで見に来ているからなのかなぁ〜と思ったが、それにしても、駐車場が満杯で停められないくらいのものすごい混み様である。
しかたないから、車を会社の駐車場に停めて歩いて行った。
チケットを購入する際に分かったのは、毎月1日は一人1000円で鑑賞が出来る日なのだと云う。その割引日と春休みと、更にそこに日曜日が重なったからだと判明した。こんなに混んでいるのは初めてである。
飲食の売り場の前にも長い行列が出来ていたから、飲み物を買うのも諦めたほどである。
この映画もアカデミー賞の候補に挙がっていた作品である。
例によって、まだ観ていない人の為に、詳細な解説は書かないが・・・。
舞台はアメリカ南部の小さな町、娘をレイプされ焼かれて殺された母親が、なかなか犯人を検挙できない地元警察署の署長の実名を挙げて、大きな道路脇の看板3枚に広告を載せて、早く犯人検挙をしろとハッパをかける。
すい臓癌で余命いくばくもない警察署長、娘を殺された母親の心の葛藤、人種差別、偏見、暴力など、深く考えさせられる内容が満載の映画である。
鑑賞後には、モヤモヤ感が残り、まったくスッキリはしない映画であるが、人間の心理を考えさせられる映画ではあった。