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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-04-18-Wednesday 宮島

17日は広島である。

朝9時にホテルを出て、広島駅のコインロッカーに荷物を入れて駅構内の喫茶店でモーニングセットを食べてから、JR線の電車で宮島口まで向かう。

宮島口からはフェリーに乗って宮島へ、松江のタクシーの運転手さんからの情報で、フェリーはJRと宮島松大汽船の2社が運航しているが、JRの方に乗りなさいと教えられた。2社では運航ルートが少し異なり、JRの方が鳥居の近くまで行ってくれるが、もう一方は最短コースだから鳥居の近くには行きませんよと云うのである。教えられた通りにJRのフェリーの右側に乗る。

外人観光客の多いこと多いこと。皆、日本製の一眼レフの高級カメラを首からぶら下げてバシャバシャと写真を撮っている。

何だか20年ほど前の日本人観光客の姿を見ているようで笑っちゃったねぇ〜。

宮島に到着したら、雨がポツリ、ポツリと降って来た。オカシイナァ〜、私は「晴れ男」だから旅行に傘など不要なのだが・・・。

厳島神社は、テレビなどで見るよりもずっと小さく感じた。もっと大きな鳥居や神殿だと思っていたのだったが・・・。

御本社でお参りしたら、すぐ横の「能舞台」で、ちょうど「高砂」を演じ始めたところであった。しばらく見ていたのだが、踊り手がほとんど動かないので飽きてきたので厳島神社を出た。

雨が降ってきたので、「厳島神社宝物館」に入って見学をする。

昨日から何だかやけに小便が近くなっていて、ほとんど1時間置きに行っている。観光地は何処にトイレがあるのか分からないし、もしも急にしたくなった時に満員で、並んでいたりして我慢できずにお漏らしでもしたら恰好悪いから早目、早目に行く様にしているのが、かえって悪いのかもしれないのだが・・・。

宝物館を出て、前の「大願寺」の護摩堂で不動明王像を拝み、線香をあげる。神社と寺とを交互にお参りしているから、おもわず柏手を打ちそうになってしまった。

雨がパラパラと降ってきたが傘を差すほどでもない。厳島神社の裏側を抜けて、早目の昼食を摂ることにした。朝の行動の始める時刻が早いから11時半頃にお腹が空くのはちょうど良い。12時近くになったら、どこの店も混み合うであろうから・・・、これも事前の情報で、宮島に行ったら「あなごめし」と「カキ」を食べなさいと言われた。

私はウナギとシジミは好きだがアナゴとカキは・・・。

妻が、芝居茶寮水羽と云う店の看板に「いいとこどり」と云うメニューを見つけた『ミニアナゴめし・あなご天ぷら・カキフライ・かき鍋・焼ガキ・カキ茶碗蒸し・サラダ・デザート・香物』のセットである。これをひとつ注文して二人でシェアしようと言うのである。これがなかなかのグッドアイデアであった。味も良かったし、量もちょうど良かったので名物を全部少しずつ食べられたのであった。後から店に入って来た客は、それを一人でひとつずつ注文していたが、あのボリュームを全部一人で食べ切れるのかねぇ〜。

食べ終わってから、石段を登って豊臣秀吉が建てた豊国神社の千畳閣を見る、秀吉はどうしても上から清盛を見下ろしたかったのだろうなぁ〜。

表参道商店街を見て回り「藤い屋本店」に入る。妻は「もみじ饅頭」と抹茶のセット、私はぜんざいを頼んで食べた。もみじ饅頭の焼きたては美味しいかったが、帯広の「お焼き」と変りがない。十勝の小豆が日本一なのだから、この手のお菓子は帯広の方が美味しいのではと思う。

帰りは宮島松大汽船のフェリーで戻り、路面電車の一番前の座席に乗って「原爆ドーム前」まで行く。時間は掛ったが、これもなかなか面白い風景が見られたので良かった。

再び雨がポツリ、ポツリと降ってきたがまだ傘を差すほどでもない。原爆ドームの後は「広島平和記念資料館」に入る。1999年に「北の屋台」の調査研究で広島を訪れた際に見学して涙が止まらなくなった。妻にも見せたいと思って連れて行ったのだったが・・・。本館は工事中で、東館しか開いていない。展示も何だか、アッサリとしてしてしまって、以前の様な涙は出てこなかったのであった。アメリカのオバマ大統領が、現役の大統領として初めて広島を訪れたが、その際に折った折り鶴の展示が地下の人があまり通らない場所に展示されているのを見て妻が「トランプに忖度しているのか」と憤っていた。

戦争の悲惨さ、核爆弾の不条理さを伝えるには・・・。

見終わってから広島駅に行き、新幹線で大阪へ向かう。途中の岡山辺りで車内放送で「医者か看護師が居たら6号車に来て欲しい」と何度も流す。急病人が出た様だ。停車しないはずの姫路駅で緊急停車して担架で運び出したとの車内放送。この間10分間の遅れであったが、まぁ迅速で適切な対応であったろう。

新大阪の駅前のホテルを予約しているが、ここも同じホテルが別々の場所に2棟建っている。新幹線の窓からホテル名が見えたからそちらの方向に向かって歩いて行ったのだが・・・。どうやら違うようだ。

電話を掛けたら泊まるホテルとは違っていた。電話で場所を教えてもらいながらようやく探し当てる。こちらはビルの陰に建っていたので見えなかったのであった。

こちらもビジネスホテルで機械で先に清算する。泊まる部屋は4畳間くらいの超狭い部屋で、妻と部屋内ですれ違うことも出来ない。おまけにバスユニットは何故だかユラユラと揺れている。

夕食を食べに、道頓堀に行き、妻が食べたことがないと云う「ふぐ料理」を食べさせるために「づぼらや」に入る。最後に「おじや」を食べたいから、ここでも、てっさり、てっちり、天ぷら等のセット料理を2人でシェアして食べたのであった。

食後に、大阪のマジシャンに電話して、マジックバー「フレンチ・ドロップ」を紹介してもらって観に行く。マジックの実演は、とても面白い店で大満足。マジック・ミュージアムの宣伝もしてきたのであった。

22:30にホテルに戻ったが、部屋は狭いし、隙間風が窓から入って来て寒いし、おまけに妻は閉所恐怖症だから、これほど狭い部屋では眠れないと云う。何だか、泊まる部屋のレベルがドンドンと悪くなっていくようである。