段ボール箱25個もの大量のマジック道具である。
今年5月の始めに、札幌在住の石川千鶴さんと云う方からお手紙を頂いていた。「十年前に亡くなったご主人の富三さんの趣味がマジック」だと云う。段ボール箱の中に富三さんのことを書いた本が入っていたが、まだサッとしか読んでいないが、我が社と同じ、帯広市西2条南9丁目にあった「ホシ伊藤」と云う薬の会社にお勤めになっていたようで帯広のことも書かれてあった。こう云うご縁もあるのかもしれない。
一昨年に、同様に大量にマジック道具(主に大掛かりなイリュージョンの道具)をご寄贈していただいた砂川の吉野さん、高橋さんと同じ「札幌メディカルマジッククラブ」で活動していたのだと云う。
奥様同士がお知り合いで、吉野さん・高橋さんの奥様が遺品のマジック道具をマジック・ミュージアムに寄贈した話を聞いて、同様に展示して欲しいと思ったそうである。嬉しいことだ。
貴重な書籍や物品を散逸させることなく、マジック文化の継承の為に役立てたいと思ってくれることが何よりも嬉しい。
ここ2,3日不機嫌そうな顔をしていた私が、今日は朝からニコニコ顔をしているのを見た妻が「とても嬉しそうね」と云う。
これから中身を取り出して分類し、展示をしようと考えているが、さてさて、3階の展示スペースが足りそうにない。
坂本ビルの他の空きスペースをマジック・ミュージアムの別室にでも改造しなければならないかも・・・。嬉しい悩みである。