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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-05-30-Wednesday 寄贈品2

29日に届いた25個の段ボール箱を開けてみた。

マジック道具の中に「遺稿・遺作集 愚直一徹 石川富三」と云う本が入っていた。

発行人は、今回マジック道具を寄贈下さった石川千鶴さんである。発行日を見たら2009年6月23日とある。富三さんがお亡くなりになったのが一年前の2008年5月23日(満85歳)と書いてあるから、一周忌に合わせてご主人の残された文章を本にして出版したのであろう。

読んでみると、富三さんは、帯広畜産大学の前身である高等獣医学校を卒業されているし、帯広発祥の会社「ホシ伊藤」に勤めておられて、帯広支店にも勤務経験がおありである。

富三さんの遺品である趣味のマジック道具が、帯広に出来た日本唯一の「マジック・ミュージアム」に寄贈されるのは何かの縁であろう。

25個の段ボール箱を開けて、中身を取り出し、種類ごとに分ける作業をするのには、マジック・ミュージアムのある場所では空間が狭すぎて出来ないので、4階の空き部屋に運び込み、机を並べて作業を開始した。

昨日、今日と気温が25℃以上にもなっているから、汗が滝の様に流れるが、この作業は楽しいからまったく苦にはならないのだ。

かなり年季の入った古い道具から、結構新しい道具まで入っている。箱物が多いので展示スペースが相当必要になるだろう。

マジシャンによって、演目の好き嫌いがかなりあるものだが・・・。マジック用具として販売されていないモノでも、演出に使う為に買っておくモノがある。昔、ディスコのマハラジャでお立ち台に立って踊っていた女性が手にしていた羽の扇子が大量に出て来た。箱物からの取り出し用具として使っていたような感じがする。広げて出したら結構なボリューム感が出る品物だ。

私の好きな「カップ&ボール」の和妻(わづま)版の「お椀と玉」の同じモノが数個出て来た。きっと誰かにレクチャーをしていたのかもしれないなぁ〜。どんなマジックを演じていたのかを想像しながら、分類分けをしていくのは楽しい作業である。まだ数日は掛かりそうである。