帯広に公演に訪れたので観に行って来た。
これまでに劇団四季が上演してきたミュージカルの歌と踊りを連続で見せていくショウである。
休憩の20分間を挟んで前後通算で2時間20分(休憩時間含む)のショウである。
去年、東京で劇団四季の「アラジン」を観て来たが、それに出ていた俳優たちも多く出ていた。特にジニー役をやった俳優がここでも良い味を出していて楽しめた。
20名程の俳優たちで構成しているから、衣装替えも大変であろうし、1時間、次から次へと、衣装を替えて出ずっぱりで歌を唄いながら踊るのはかなりな体力を必要とするショウであるなぁ〜。
俳優には、ハンサムや美女でなくても、妙に光輝いて見える人が居る。どことなく良い雰囲気を醸し出しているのである。
劇団四季のミュージカルも随分昔から観ているが、総じて劇団員のレベルが向上していると感じた。歌も踊りも、昔よりも格段に上手い俳優が増えた。
昔の劇団四季のミュージカルはこれほど大勢の客が入っていたわけではなかったから、こんなに多くの劇団員を抱えることが出来なかったのだと思う。海外で大ヒットしたミュージカルを輸入する形でファンが増え、経営的にも安定したのであろう。
おそらく日本で一番の金持ち劇団かもしれない。
劇場もあちこちにあるしね。
劇団四季で鍛えられた俳優が独立して、他の劇団や劇場のミュージカルにオーデションを受けて出ている。オーデションで受かると云うことは、実力もあると云うことであろう。
劇団四季は、経営優先でリスクの大きいオリジナル作品をやらなくなっていると言われているが、ミュージカル俳優養成所としては、日本のミュージカルのレベルアップに貢献しているのであろうなぁ。