«前の日記(■2018-09-27-Thursday) 最新 次の日記(■2018-09-29-Saturday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-09-28-Friday バーディコヤマ

プロマジシャンのバーディコヤマさんの

「芸歴50年を祝う会」が28日の18時から、札幌のジャスマックプラザホテルで開催された。

バーディさんは、テンヨー(マジック用品製造販売店)の実演販売員(ディーラー)出身のプロマジシャンで、私の師匠の故ジミー忍の後輩にあたる。

「テンヨー」は明治時代に活躍した日本近代奇術の父と言われた松旭斎天一の親類で、弟子でもあった松旭斎天洋が起こした会社である。

デパートなどのおもちゃ売り場でマジック用品を販売している会社だ。このテンヨーのディーラー出身のプロマジシャンの第一号が故(初代)引田天功であり、2番目が来月10月末にマジック・ミュージアムを訪問して下さる島田晴夫、3番目が八田加寿雄、4番目が師匠のジミー忍、年齢がず〜っと下がってバーディコヤマ、更に下がってMr.マリックなどが居る。

日本のマジック界の主流の系統なのである。

私とバーディさんとの出会いは、1976(昭和51)年の4月、駒澤大学に入学したての私が、高校時代から手紙でマジックを教えていただいていた神田神保町のトリックス(テンヨー出身の赤沼敏夫が起こしたマジック用品製造販売会社)と云うマジック用品販売店の布目貫一師の店を訪ねた際に、バーディさんがこの店に顔を出したのである。

上京して初めて出会ったプロマジシャンであったので、舞い上がった私はすぐに近くの文房具店に走り、色紙とマジックペンを購入してサインをもらったのである。宣材写真を貼って書いて下さった。これがサイン色紙の第一号である。このサイン色紙は現在、マジック・ミュージアムに展示してある。

「祝う会」の中で、バーディさんのマジックの歩みをVTRで紹介したが、尊敬するマジシャンの一人としてジミー忍師の映像が映し出されたのであった。

バーディさんも名古屋出身で、バーディさんが中学生の時に、ジミー忍が名古屋の名鉄デパートでテンヨーのディーラーをしていて、マジックを教えてもらったのだと云う。

バーディさんは私が大学生時代に、東京を離れて札幌の「マジック・キャッスル」と云う店を任されて来道した。以来、新潟に越す2年前まで札幌で活躍をした。

ジミー忍師がマジック・ミュージカル「ザ・マジック」で北海道を公演した時に、私も釧路・帯広・札幌と帯同し、札幌では終演後に一緒にマジック・キャッスルを訪れたのである。

その時以後は、親しくお付き合いをさせていただいている。

今回の、この「祝う会」では、特等席を用意してくれて、しかも、私にマジック・ミュージアムの宣伝の挨拶をする機会を与えて下さったし、最後の乾杯の挨拶までさせていただいた。有難いことである。

舞台上ではサービス精神が旺盛で、パフォーマンスが盛りだくさんであった。バーディさんのマジック、過去の映像、札幌のアマチュアマジシャンの演技などが続き、美味しい食事をする暇がなかったのであった。

二次会では、これからのマジック界の在り方について、2時間以上も熱い思いを話して下さり、近日中にマジック・ミュージアムを訪問したいとも言ってくれた。私もマジック界に貢献したいと思っている。