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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-10-23-Tuesday 奈良観光2

22日快晴、今朝も6時起き。

朝8時にホテルを出て、タクシーで唐招提寺に向かう。運転手がとても面白いオッサンで「奈良の坊主いうんは、皆、クソ坊主ばっかりでっせ、平城京から長岡京に、そして平安京に移ったんは、坊主が皆、悪い事ばっかりしよったからでっせ・・・、昔から坊主云う言葉が入っとんのは、皆悪い言葉ばっかり、坊主丸儲け、くそ坊主、生臭坊主でっしゃろ、テラ銭云うんは、坊主がやくざに寺を貸して賭博をやらせた場所代のことでっせ、ひとつも良いことやってまへん・・・」と坊さんの悪口が延々と続いた。よっぽど坊主憎けりゃ袈裟までもという苦い経験でもしているのだろうなぁ〜。

そんな中で「唐招提寺」だけは唯一、奈良でまともな寺でっせと言っていた。鑑真和上が招きに応じて、何度も渡航に失敗し、ついには盲目になってまで指導に来た寺であるから、ここの坊主はまともな方なんだとか・・・。

大火に見舞われることなく奈良時代に建てられた建物が4棟も現存する落ち着いた佇まい、重厚感のある雰囲気は、昨日の興福寺中金堂とはかなり異なっていた。やっぱり再建された新しい建物よりも古い建物の方が趣がある。

寺の人から、金堂の四隅に、鬼が居るから見つけてごらんなさいと云う。「すみ鬼」と云うらしい。鳥除けの網が掛かっているので見ずらかったが何とか分かった。「魔を持って魔を制す」という考え方てのは洋の東西を問わずに一緒なんだなぁ〜。

鑑真和上の身代わり像や新宝蔵(博物館)を見学してから、徒歩で、薬師寺に向かう。

薬師寺では、まず、玄奘三蔵院伽藍で、平山郁夫のシルクロードを描いた大きな絵を飾ってある大唐西域壁画殿を見る。

裏側から入場したので、「食堂(じきどう)(2017年復興)」、「大講堂(2003年復興)」、「金堂(1976年復興)」、「西塔(1981年復興)」の順番で見学した。

ここは、近年になって復興されていて、新しい建物であるから、何となく風情が足りなくて、そして何となく安っぽく感じてしまった。唐招提寺を見た直後であるから尚更だったかもしれない。

薬師寺駐車場からバスで、法隆寺に向かう。中国人夫婦が法隆寺に行くと云うので、同じ場所だから到着したら教えてあげると伝えた。

バスは、途中であちらこちらの停留所に本線とは離れて行くものだから、意外と時間が掛かって50分間ほども乗っていたのであった。着いたのが昼時だったので、まずは腹ごしらえ、法隆寺に入る前に、参道の店で蕎麦を食べる。

法隆寺の拝観料は1500円と高い。高いからなのか拝観者は少ない。

ここも修学旅行で来ているから思い出した。

修学旅行時にはなかった大宝蔵院百済観音堂で、「玉虫の逗子」や「百済観音像」などを見ることが出来た。

まだ行ったことがなかった夢殿では、秘仏の救世観音像が2日前に公開されたばかりで、見られたのはラッキーであった。

隣の中宮寺では、これまた見たかった思惟半跏像も見られたので大満足である。

夢殿から法隆寺駅までは徒歩だと20分以上も掛かると云う。この日も歩き過ぎで足がパンパンである。夢殿の門の前は一般道なのでタクシーが呼べると云うので、タクシーを呼んで法隆寺駅まで行ってもらった。駅に到着したら2分後に奈良駅行の電車が来たので、待たずに済んでラッキーである。

ホテルに預けてあった荷物を受け取り、JR線で大坂のJRなんば行の電車に乗るつもりが大坂環状線行に乗ってしまった。

ホテルは地下鉄御堂筋線本町駅のすぐ近くのアリエッタホテルである。大阪駅で降車したが、地下鉄で行くには、足がもう限界に達していたのでタクシーで向かった。

ホテルに入ったら、2階にタイ古式マッサージの店が入居している。すぐに夫婦で予約を入れておいた。

近所で夕食を取ろうとホテルの外に出たが、夫婦の好みが一致しない。

疲れてイライラしていた妻が、だったらここにしましょうとPRONTと云うパスタのチェーン店に入ったのだ。怒りながら注文して、ブツブツ言いながら食べる。私が選んだ訳ではないのに・・・。

食べ終わってコンビニでドリンクなどを購入してホテルに戻ろうとしたら、ホテルの隣に焼鳥屋の看板を見つけたので、ここで一杯だけ飲んで帰ろうと妻を誘ったら、ようやく機嫌が直ったようである。

ホテルで入浴し身体をお湯で解してから、ホテル内のマッサージ店に行く。施術者が驚くほど筋肉がパンパンであった。かなり痛かったが、マッサージを受けて大正解であった。

部屋に戻ったらバタンキューで朝までグッスリ眠れたのであった。