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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-10-24-Wednesday 大阪

23日霧雨、大阪でも朝が早い。

6時には目が覚めてしまう。

7時にホテルで無料の簡単な朝食を取る。パンと飲み物、バナナとヨーグルトなどの洋食の献立である。バナナは無くなったら終わりであるが、ちょうど私の前の人で終了であった。残念!でも無料だけに文句は言えないが・・・。

今日は、旧知の大学教授の橋爪紳也さんご夫妻のご案内でUSJを初体験することになっている。

私が専務理事を務めていた十勝環境ラボラトリー(TKL)(1996〜2006年)で何度も十勝に招聘した教授である。

TKLが終了後も家族同士のお付き合いを続けている人で、今年もマジック・ミュージアムを見学に来て下さった。

その際に「USJを案内しましょう」となったのである。ちょうどこの時期のUSJはハロウィンの期間で夜になるとゾンビが徘徊する等のホラーの催しをやっていると云う。

橋爪教授は、USJの催し等にアドバイスをしていると云う。その人の案内でUSJを体験出来るのは滅多にないチャンスである。

私は、アメリカのユニバーサルスタジオは、フロリダには2回、ロサンゼルスにも1回行っているが、大阪のUSJは未体験なのである。大阪のUSJはハローキティちゃんなどのアメリカ版には無いアトラクションも多いから是非とも行ってみたかったのである。

待ち合わせは13時であるから、それまでの時間をつぶす為に、午前中は「あべのハルカス」に行くことにした。

あべのハルカスは、高さが300mの日本一の高層建築である。

エスカレーターで近鉄百貨店内を14階まで1階ずつ見ながら昇り、16階の「あべのハルカス美術館」に入る。この日は、大阪万博のシンボル太陽の塔を製作した「芸術は爆発だぁ〜」の岡本太郎の展覧会をやっている。ストロボを焚かなければ撮影がOKと云う珍しい展覧会である。

岡本太郎の作品は昔はあまり好きではなかったのだが、何故だか、最近は太陽の塔が気になってしょうがない。芸術の好みが変わったのかしらん。

次は、60階の展望台である。平日と云うこともあって空いている。待たずに乗ることが出来た。このエレベーターの中は背面がガラス張りになっていて、壁が空港の滑走路を模したデザインになっている。ほんの数秒で音もなくスーッと上っていくが、やっぱり耳がキーンとなった。

テレビで見たことがあるが、安全装置を付けて屋上を歩く「エッジ・ザ・ハルカス」と云うアトラクションがあるが、この日は雨の為に中止、でも晴れていたって高所恐怖症だから絶対やらないけどね・・・。

58階のレストランで外を見ながら昼食を食べる。

降りる前に、そうだ!トイレに入ろう!と考えた。日本で一番高いビルで用を足すと云うのも面白い趣向ではないか!

59階のトイレに入ったら、私以外には誰も居ない。一番奥の大の方に入ってみたら、ドアのすぐ前はガラス張りである。

誰も来ないから、用を足した後で、ドアを開けたまま(もちろんズボンを履いてから)便器に座って写真を撮ったのであった。絶景のトイレである。何やら不思議な感覚に陥ったのであった。これだけでも来た甲斐があったと云うものである。

待ち合わせ場所のホテルから、橋爪教授の車でUSJに向かう。大阪の高速道路は、複雑で私にはとても運転出来ない場所だ。

関係者口の玄関ではバイスプレジデント等が出迎えてくれた。まずはスパイダーマンのアトラクションに乗る、動きがとても激しくて老体にはかなり厳しい。18年前に行ったアメリカのユニバーサルスタジオのアトラクションとは、CGの映像が鮮明になっており迫力が凄い。この10数年間で格段の技術進歩を遂げているようだ。

次に、パレードを見学、観客も一緒に踊ると云うのは、面白い趣向であるが全身が泡だらけになってしまった。

今回の目的は、ハロウィンの季節限定アトラクションを体験すること。お化け屋敷の「GHOST SHIP」に入る。詳しい解説を書くと、この手のアトラクションはマジックのタネ明かしと同じに興冷めをさせてしまうであろうからここでは控えることにする。

次は「ホテル・アルバート」、これもハロウィン限定の毎年、毎年、趣向を変えるアトラクションなのだと云う。誓約書まで書かされての入場だったので、どんな怖い体験をさせてもらえるのかとハラハラドキドキであったのだが・・・。

このアトラクションは結構な時間が掛かったのであったが、その分だけ間延びした感じがぬぐえなかった。

次は、お待ちかねの「ハリーポッター」である。マジシャンとしては、この魔法の空間にはぜひとも行きたかった場所なのである。

入口の景色からして、すでに素晴らしい。完全な異世界に入っていく様である。太陽が沈みかけていた時間帯であったから、尚のこと幻想的に感じた。

ここのアトラクションもスパイダーマンと似た様な乗り物であるが、乗り物の動きと、スクリーンに映る視覚からの情報とがマッチすると、自分が箒に乗ってスゴイ体験をしている様に思える。終わったら乗り物酔いみたいにフラフラになってしまった。

この後は、ハリーポッターの食堂で食事、映画に出てくるのと同じ作りである。橋爪夫人と妻は映画に出てきた「バタービール」を頼んで、上唇にお約束の泡の髭を作っては喜んでいた。このビールのジョッキはお土産にもらったのであった。

先に食事をしてから、ハリーポッターのアトラクションに乗らなくて良かったなぁ〜。順番が逆で、もしも食後すぐ乗ったのならば・・・。

日本のUSJ特有の「ハローキティ」のコーナーに行く。私の名前をキティちゃんが「かずあきさん」と何度も親しげに呼んでくれるので、こちらも親しみを感じてしまう。人間ってのは不思議なもんだなぁ〜。

次は「ミニオンパーク」のアトラクション。乗り物が走る訳ではなく、上下左右に揺れるだけなのだが、目の前の巨大スクリーンの映像と乗り物の動きがマッチすると人間の脳みそが錯覚を起こすので、見た目よりも、かなり激しい衝撃を身体が感じる。ミニオンが可愛いからアトラクションも優しいのかと思ったら大間違いである。

楽しみにしていたゾンビの徘徊は雨が降っているので、屋根の掛かっている軒先に居るだけで道路には出て来ない、ゾンビ達に追っかけてもらいたかったのに〜残念!

最後に、シアターで吸血鬼の映画「ブラッド・レジェンド」を観る。ここもシートが上下したり、足元から風が出たり、前から水しぶきが出たりと映像とマッチした動きをするから、ただ座っているよりも迫力がある。

橋爪ご夫妻の温かいおもてなしで、普通では出来ない体験をさせてもらいUSJが大好きになった。大満足である。

奈良では1200年前の寺や仏像を見学し、大阪では最先端のエンターテインメントを体験した。このギャップの大きさが最高に楽しかった。