何と「公益法人 日本奇術協会」から講演の依頼があったのである。
「日本奇術協会」とは、プロマジシャンが加盟しているマジックの団体である。
来年の新年会で私に講演をして欲しいと云うのだ。
28年の新年会の講師は大学教授でマジック研究家の河合勝さんである。マジックのポスターや書籍類のコレクターとしても日本有数の方である。
30年の講師は、マジックの挿絵で著名な小野坂東さんで、世界的なマジックの賞も受賞されている。
そんな錚々たるお歴々に続いて、私なんぞが・・・。
マジック・ミュージアムには9月の末に、日本奇術協会の花島皆子会長他3名のプロマジシャンが訪問してくださり、マジック研究家として著名であった平岩白風さんの遺品をご寄贈いただいたばかりである。
そのご縁で、私に講演をと云うことらしい。
マジックのパフォーマーやプレイヤーとしては、まったく無名の存在である。これと言ってオリジナルの演目があるわけでもない。
クリエーターとしても、商品化される様なものはひとつも作れていないし、作品集みたいなものも出版していない。ここ数年、単なるコレクターとして少しは名前が知られるようになったところである。いったい何を話したら良いのだろう。
ここは「日本唯一」のマジック博物館の館長と云うことで、収集と一般公開の差異についてでも語ろうかなぁ〜。
まぁ、マジック・ミュージアムの宣伝でもするつもりで講演してくるか!