全国ニュースになった。
爆発した瞬間に道路を走っていたタクシーのドライブレコーダーの映像では、爆発の威力は凄まじく、炎が道路まで飛び出ていた。
爆発したのは、居酒屋や不動産屋などが入る2階建ての木造建物であるから、最初は、忘年会シーズン真っ盛りの居酒屋で、ガス漏れでもあったのかと思ったのだが、一夜明けてのニュースだと、不動産屋の従業員がコンロのガスボンベのガス抜きを大量に行なっていたらしいと云う。
不動産屋でガスボンベ???大量???意味が分からなかったが・・・。
時間が経過すると、どうやら、コンロのガスボンベではなく、消臭用のスプレー缶を噴霧していたらしいことが分かってきた。
不動産屋が消臭用スプレーを何に使用するのか?と思っていたら、引っ越しの際に、以前の住人が残した様々な臭いを消すと云う業務らしい。無料ではなく1万円ほどの料金を取っていたと云う。
1本1000円ほどのスプレーを4分間ほど噴霧したままの状態にして部屋に置き、消臭するタイプだと云う。
これを30才台の店長が不動産屋の事務所のテーブル上に100本ほど並べて、次々と栓を開放し、部屋中が真っ白い霧状になったと云う。
一旦、外に出たが、手が汚れていたので、再度、部屋に戻り、瞬間湯沸かし器で手を洗おうとしたら、引火して爆発したという。
バカか!常識と云うものが欠如しているとしか言いようがない。
スプレーがガスだと云うことを認識していなかったのだろうか?
それにしても、スプレーも100本集まると、これだけの爆発になるんだなぁ〜、ビックリした。
詳細は、今後判明するであろうが、でも何だか不自然で不正の臭いがするなぁ〜、でも、これだけの大爆発で、死者が出なかったのは奇跡だ。不幸中の幸いであろう。
帯広でも、18日の早朝に「北の屋台」に隣接する店舗から出火して火事になった。
会社に行く道が封鎖されてしまったので、会社の周りをグルグル回って、何とか入ることが出来たが・・・。
暮れの押し迫った時期に火事など出されたら、近所迷惑この上ないなぁ〜。
「北の屋台」とこの出火した店舗の直ぐ裏には、屋台20軒分のプロパンガス用の巨大なタンクを設置してある。これに引火したら、昨日の札幌のガス爆発の比ではないほどの大爆発になってしまう。
それだけは避けて欲しいと願っていた。
火災はこの店舗だけで収まったが、北の屋台も水を被ったり、熱で壁などが熔けたり、火事特有の嫌〜な煙の臭いが付いてしまったと云う。
隣接する屋台のこの街区の営業はしばらくは無理であろう。
この稼ぎ時に火事なんて・・・。迷惑な話だなぁ〜。
私が北の屋台の専務をやっていた時には、屋台店主に強制的に火災保険に加入させていたが、現在はどうなっているんだろうか?
火事は、類焼したり被害を蒙っても、火元の責任を問えないという原則があるから、自分の店は自分で守る。必ず、自ら火災保険に入っておくことは最低限の必要なことなのだ。屋台くらいの面積ならば、保険料も高が知れているのだから。
我が家も昭和42年に火を出してしまい、全焼させてしまって周りに迷惑を掛けたことがあるから、火事だけは気を付けなけばならない。
火事は怖い。