(International Whaling Commission; IWC)から脱退すると云う報道があった。
IWCは国際捕鯨取締条約に基づき鯨資源の保存及び捕鯨産業の秩序ある発展を図ることを目的として設立された国際機関で、日本は1951年から条約に加入しているというが・・・。
我が家は、昔はよく鯨の肉を食べていたが、最近は好んで食べることはない。鯨の肉を最近は、ほとんど食べないから、IWCに残る、脱退するのメリット、デメリットはよく分からない。
それでも、食文化に対して、外国があれこれと云うのは好ましいとは思っていないが・・・。
特に、動物の種類によって、可、不可を決めるのはオカシイと思っている。菜食主義者(ベジタリアン)が肉を食べてはいけないと云うなら、まだ理解も少しは出来るが、牛や豚や羊や鳥なら食べても良くて、馬はダメとか鯨がダメとか云うのは、同じ生命を頂くのであるから、絶滅危惧種であるとかの特殊な条件でもなければ論理的に変なことであると思う。
それでも、今回の日本のIWCからの脱退には疑問が残る。メリット、デメリットよりも、危険な兆候を感じてしまった。
思わず松岡洋介による国際連盟脱退のシーンが頭をよぎったのである。
驚いたのは、条約の批准とか脱退とかって、国会の承認が不要なのかと云うことである。政府の判断だけで脱退を決められると云うのは、これまたオカシナことではないのだろうか。