3月27日から十勝毎日新聞紙上で連載中の「世界一のマジシャン島田晴夫物語」は日曜日は休載日である。
妻が映画を観に行きたいと云うが、「ドラえもん」「名探偵コナン」「シティハンター」「プリキュア」など子供向けのものが多い、そんな中で「翔んで埼玉」と云う邦画を妻が見つけてきた。
聞いたら、埼玉をこき下ろすような内容の映画だと云う。そんな映画って作れるのかなぁ〜?と思ったが、興味が湧いてきたので一緒に行くことにした。
以前は「夫婦50歳割引制度」で2人で2200円であったが、もう2人とも60歳を越えたので、1人でも「シニア割引」で1100円で見られるのである。
例によって、まだ見ていない人の為に、内容は詳しく書かないが、結構笑える映画であった。
今どきは、自分が気に喰わない内容であったら、すぐにクレームを入れる変なご時世であるが、埼玉県人達の度量は広いようだ。
もともとユーモアやパロディなんてものは、キワドイもんである。
この世の中、自分が気に入る表現方法だけの、出版物や映画などの作品がある訳がない。
好きなモノもあれば、嫌いなモノもある。幅があるから、多様性があるから面白いのである。
あらゆる表現方法を許容する余裕がなければ、芸術や文化なんてものは発展しないのである。
それなのに、制作する側が、クレームをつけられたらすぐに取り下げたり、中には、クレームが来るんじゃなかろうかと、発表する前から「忖度(そんたく)」して自主的に取り下げる風潮が増えて来た。クダラナイ言論統制をやっているようでまことに嘆かわしい。
こんな映画もあって良い。