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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-07-29-Monday かちまい論壇

2019年07月29日十勝毎日新聞「論壇」掲載

「ミュージアムの知名度国際的に」

マジック・ミュージアムの知名度が、いよいよ国際的な広がりを持ち始めたようだ。去年10月末にはロサンゼルス在住の世界一のマジシャン島田晴夫師が来訪してくれたが、7月初旬には、同じくロサンゼルス在住の、メンタルマジックの第一人者であるマックス・メイビン氏(68)が来訪してくれたのである。

「メンタルマジック」というのは、言葉の持つ曖昧性と人間の深層心理、高度なテクニック等を巧みに組み合わせて最上級の不思議さを披露する種類のマジックである。メイビン氏は、日本語も堪能であるから日本のマジック番組にも「マックス名人」という名前で数多く出演している。

クリエーターとしては「フィル・ゴールドスタイン」名でトランプマジックの著作を多数発表しているし、ラスベガスで活躍しているプロマジシャンのランス・バートンのアドバイザーをやったり、日本ではマジシャン前田知洋氏の師匠としても有名なマジシャンなのである。

そのメイビン氏が、東京のマジックショップ「マジックランド」のオーナーで、マジックの翻訳や挿絵などを書く小野坂東氏(通称トンさん)、息子で社長を務める聡氏を伴い3人で来訪してくれた。

メイビン氏は6月末に韓国でのマジック関係の仕事を終えてロサンゼルスに戻る途中に日本に立ち寄り、北海道にはマジック・ミュージアム訪問のためだけに来てくれたのである。

そのきっかけは、今年2月に私がロサンゼルスの島田晴夫氏邸を訪問した際に、会員制クラブで一般観光客は入場ができないマジックの殿堂「マジックキャッスル」に連れて行ってくれた時に、ちょうど役員会議があったので、オーナーや有名マジシャンら多数が来ていたが、その中にはメイビン氏もいた。島田師を見掛けた役員たちがあいさつに来た際に、私のことを「引退後に道具類をドネーションする日本唯一のマジック・ミュージアムのオーナーだ」と紹介してくれたのであった。メイビン氏は「次回、訪日したらぜひ拝見したい」と言ってくれたのだが、私はてっきり社交辞令だと思っていたのだ。今回わざわざ来訪いただいて感激している。

8月12日には、日本のプロマジシャンのDr.レオンら5人のマジシャンが訪ねて来る。マジックの玄人の世界においてはマジック・ミュージアムの知名度はかなりなレベルになってきた。これをもっと一般の方にも広げるようにしていきたいものである。