6月の月参りの際に、8月2日に永祥寺で「子ども禅のつどい」と云う催事を行うが、その中で子ども向けのマジックショーをやって欲しいとの要請をされた。
私は、マジック・ミュージアムではマジックを演じているが、外ではマジックのみを演じることは引き受けないことにしている。
講演の合間にマジックを演じることは引き受けてはいるが・・・。
それも対象は大人である。
小学校の低学年生にマジックを見せるのは、もっとも不得意な分野なのである。
何故なら幼い子供には、常識とか先入観というものがないからだ。
そもそも、マジックは、常識や先入観を逆手に取って見せるから不思議なのであって、理屈が必要な種類のマジックは子供には向いていない。何かがパッと現れたり、パッと消えたりといった現象が単純明快なモノでなければ、なかなか受け入れられないのである。
太ってしまって、仕掛け付きの衣装が着られないから、出現や消失というマジックを演じるのが難しいのである。
しかし、近い将来、私の葬式で世話にならなければならないお寺の住職からの依頼であるから、無碍に断ることも出来なかったのであった。
9:30〜10:00までの30分間マジックを演じて欲しいと云う要請である。
仕方がないから、子供とゲームをやりながら、不思議なことを見せるという演出を考えて、マジック・ミュージアム内の展示品の中から、演じるマジックを選んで構成したのであった。
天気予報では、帯広の今日の最高気温は35℃にもなると云う。私は汗かきだからなぁ〜、お寺にクーラーは設置されているのだろうか?
9:00にお寺に到着したら、STVのテレビ局が取材に来ていた。エ〜ッ聞いてないよ〜。
14日18:00からの「どさんこワイド」のニュースで放送すると云うが、あんまり派手なマジックじゃないからテレビ映えはしないと思うけどなぁ〜、ダメだとも言えないしなぁ〜。まぁ仕方がないか!
何とか、無事にやり終えたのだが・・・。
幼い子供は制御不能であるから、やっぱり、子供相手は難しいなぁ〜。
暑さもあってドッと疲れた!