時代の流れは、スマホを更に普及させて、キャッシュレス化の方向に進ませようと考えているのであろう。
政府は今年の4月に、5年後の2024年に紙幣のデザインを変更すると発表した。
キャッシュレス化を推進したいのに新しいデザインの紙幣を発行?
一見矛盾している様に感じたが・・・。
何故に、5年も前に発表したの・・・?
政府の考えを推測するに、理由のひとつには、まずは、各家庭にあるタンス預金を全部吐き出させる目的があるのであろう。それも5年掛けてゆっくりと・・・。その後で・・・。
アメリカを旅行すると、現金よりもクレジットカードの方が信用されることを実感する。
ホテルに宿泊するチェックインの時に、クレジットカードの「ゴールドカード」や「プラチナカード」等を提示すると、アップグレード(同金額の料金で上級の部屋に変更してくれるサービス)してくれることが多い。
これには、「ゴールド」や「プラチナ」カードなどは高額所得者であることを証明する機能があるから、社会的な信用があると認定しているのである。
現金を沢山所持していても、使用する人間が一見の客であった場合には、もしかしたらそれは銀行強盗をしたお金かもしれない等と考えるというのである。高額な現金の所持だけでは社会的な信用には繋がらないのである。
だから、日本から出国する時の両替で、日本での1万円札のつもりで100ドル紙幣に両替して持って行ったならば、使う時にとても面倒な事態になる。
市中には100ドル紙幣を見たことも無いと云う店が多く存在するので、本物のお金かニセ札なのかと訝かしがられるのである。
普段使われているのは、せいぜいが50ドル紙幣までで、ほとんどのアメリカ市民は20ドル紙幣までしか使わない。
アメリカは多民族社会だから仕方がないと思って、アメリカ旅行の際には、なるべくクレジットカードで支払う様にしているが・・・。
それでも、ちょっとした買い物や飲食ならば現金を使う。
外国人観光客がこれだけ増えて、日本で働く外国人も増えてくると、日本も段々とそんな社会になっていくのであろうなぁ〜。
でも・・・。
お財布の中に、現金が入っていなくても、ポイントカードは一杯入っているという人間も多いのではないだろうか?
財布はお金を入れるものではなくて、ポイントカードホルダーになるのかなぁ〜。
以前にも書いたことだが、現金の方が良い場合だってある。
例えば大道芸の「投げ銭」!
キャッシュレス化が進んだ中国では、大道芸人が演技している傍に端末機を置いてあって、見物客らは見終わった後にスマホを端末にカザシて投げ銭をするのだと云う。
でもこれって・・・。
なんだかなぁ〜。
私はこんな社会には住みたくないなぁ〜。こんな社会になる前に、この世からオサラバしたいもんである。