年齢を重ねると月日が経つスピードを速く感じると言うが、まさに年々早まっていく。
先週の土曜日に映画「ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド」を一人で観てきたばかりだが・・・。
妻からは「一人で観て来るなんて・・・」と責められたので、今週は一緒に映画に行こうと話し、何を観るかを調べるために新聞の映画上映案内欄を見て驚いた。
何と、まだ1週間も上映していないのに、もう「ワンス アポン ア タイム イン ハリウッド」の上映が終了しているではないか!
そのくせアニメの「天気の子」がまだ上映を続けているのだ。
以前から、帯広のシネコン太陽の上映プログラムを組んでいる人と私の嗜好とが合わないことは何度もこのブログにも書いているが、クエンティン・タランティーノ監督の映画が1週間も上映されないなんて・・・。
このブログには、早目に観に行っておいて良かったとしか書き様がないが・・・。
妻に何が観たいかと聞くと「カツベン」を観たいと言う。「Shall We ダンス?」の周防正行監督の5年振りの映画作品である。
映画の評価も高得点だと言うので行くことにした。
「50歳割引き制度」や「シニア割引き制度」等で一人1200円で鑑賞出来るのであるから、映画はコスパ抜群の娯楽である。
例によって、映画のストーリーの詳細を紹介するのは、マジックのタネ明かしにつながる愚行であるから、このブログでは詳細な説明は行わない。
上映前の映画館のロビーで「カツベン」のチラシを見たら、出演者欄に、草刈民代や城田優などの名前があったのだが、最後まで何処に出演していたのか、私にはまったく分からなかった。
三谷幸喜が監督する作品にも共通するのだが、結構有名な俳優がチョイ役で出演する傾向があるようだ。
観終わってから妻と感想を話していたら「えっなぁ〜に、貴方は分からなかったの?私はすぐに分かったわよ・・・」と勝ち誇った様に云う。自宅に戻って調べてみたら・・・、妻の言っていた箇所も間違っていたけどね・・・。
主演の成田凌、なかなか良い役者じゃないの、どこかで見たことあるなぁ〜と思っていたら、NHKの朝ドラの「わろてんか」に息子役で出演していたし、映画の「スマホを落としただけなのに」にも悪役で出ていたなぁ〜。彼はこれから映画やドラマに引っ張りだこになるんじゃないだろうか。
この種の邦画は、スペクタクルやアクションが多い作品ではないから、ワクワク、ドキドキさせるよな映画ではないけれど、気持ちをホンワカさせてくれる映画である。こういう映画があっても良い。
そういえば、予告編で「男はつらいよ」の予告をやっていたのだが、何と渥美清の寅さんがCGで甦るような内容の予告編であった。「スターウォーズ」もレイア姫役のキャリー・フィッシャーがすでに亡くなっているのに・・・。
まぁ、映画は何でもアリの世界なのだが・・・、デジタル技術の凄さなのだろうが・・・何だかなぁ〜、こちらの方が不思議な感じがしてしまうなぁ〜。
「カツベン」の中でも、色んな映画のフィルムをツギハギする場面があったが、それこそ、過去の作品とCG合成で、俳優が不要になる時代が近づいているのかもしれないなぁ〜。