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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-12-15-Sunday いだてん

NHKの大河ドラマ「いだてん」が終了した。

私には楽しく、面白く、田畑政治に感情移入しながら全話を観たのだったが・・・

視聴率は過去の大河ドラマ中で最低だったというから不思議だ。

平均視聴率は8・3%で、第6話(2月10日)以降42回連続の1桁で、2桁に浮上することは一度もなかったと云う。

全47話の期間平均(全話平均)も8・2%と大河ドラマ史上初の1桁。2012年「平清盛」と15年「花燃ゆ」の期間平均12・0%を大幅3・8ポイント下回り、大河ドラマ歴代ワーストを更新したそうだ。

何故なんだろう?

年取った視聴者には、大河ドラマは時代物と云う意識が働いているのかもしれないなぁ〜。

後半の主人公「田畑政治」と云う人物のことを、この大河ドラマを観るまでは、まったく知らなかった。

ひとつの事に集中して、誰にも出来ない様なことを成し遂げる直前に、何もやっていないくせに、名誉だけ欲しがる輩の権謀術数によって追い落とされる。しかし、最後まで、その情熱を失わずに、最後には再評価される。

そんな人物像に感情移入して、特に後半の阿部サダヲの熱演に応援してしまった。

私にとっては、遠い過去の偉人の物語よりも、よっぽど面白かった。最終話とその前話、前々話は見ていて、思わずウルウルとしてしまったほどであった。

このドラマが評価されなかったのはとても残念である。

次回の大河ドラマは「明智光秀」が主人公だと云う。

一般的な日本人の光秀に対するイメージは「裏切者」「反逆者」などの悪いイメージであろう。その光秀を主人公にすると云うのだから、これまでの通説を覆すストーリーなのであろう。

歴史は勝者によって書かれた一方的なモノである。敗者である光秀側からの視点で見る物語の展開がどのようになるのか、今からとても楽しみである。

「何故に、本能寺で主君の織田信長を殺したのか」その新しい歴史解釈を期待している。