小型船舶免許の更新講習会の開催日である。
私は何故だか小型船舶免許1級を所持しているのだが・・・。
免許を取得したのは30数年前であるが、これまで船を操縦したのは実技試験で阿寒湖で教官を横に乗せての1回のみ。それ以外はただの一度も操縦桿を握ったこともない。釣りの趣味もないから、もっぱら飲み屋でホステス相手の陸釣り専用の小道具にしか過ぎなかったのである。それももうほとんど用を為さなくなっているから無用の長物なのであるが・・・。
更新するには5年に一度の講習会を受講しなければならないのであるが、海の無い帯広では、免許更新の講習会は年に1、2度くらいしか開催されないのである。しかも、自動車運転免許の更新みたいに事前に教えてくれる制度も無いから自分で気が付いて申し込まなければ失効させてしまう可能性があるのである。
私は実際に一度、気が付かずに失効させてしまったことがあった。
その時には、わざわざ札幌まで旅費・宿泊費を掛けて受講しに行ったのであったが・・・。
どうせ使わない免許であるし、単に格好を付ける為だけの小道具なのだから、受講を止めようかとも思ったのだが・・・。
でも失効させるのもモッタイナイなと思い直したのであった。
今回は、新型コロナウィルスのせいで、講習会や果ては会議なども中止に追い込まれているから、中止になるのではないかと心配していたのだが、事前には中止の案内は来なかった。
北海道新聞社のビルの2階が講習会場なので、早目に45分前に出向いたら・・・。
エレベータの前に貼紙がしてあって「当ビルの講習会は○○日まで全て延期します。云々」と書いてあるのである。
あっちゃ〜、これは今日の更新講習会も中止なのかと思ったのだが、一応会場まで行ってみたら・・・。
係員が2人だけ居た。私が一番乗りであったのだが・・・、講習会は開催するとのこと、安心したのであった。
受講生は30名程度、100名は入る広い会場で、3人掛けの机に間を開けて2人ずつ座らせる。手のアルコール消毒も義務付けられていた。
講習会前の視力検査で引っ掛かってしまった。ボヤけて見えないのである。眼鏡を付けてOKが出たが、視力が落ちているんだなぁ〜残念!
身体検査は15分間、講習は約35分間とビデオ上映25分間であった。
これで、更新が出来た。
妻に、クルーザーでも購入して世界一周の船旅にでも行くか?と聞いたら、どうぞ一人で・・・と云う。
そりゃぁ〜そうだろうなぁ〜、私も怖くて操縦など出来やしない!