特別給付金10万円の申請書が今日ようやく我が家にも届いた。すぐに書いて返送しようと思うが、実行は6月末頃になるらしい。
だが、まだアベノマスクは届いていない。
このブログの4月1日にも書いたが、エイプリルフールの冗談だと思っていたのに・・・、
いまやマスクはどこででも売っていて、しかもかなり余っているようだし、元々、マスクなんて個人レベルで何とか出来る事なんだから、政府が何百億円もの税金と人手を掛けて行う政策ではない。政府にしか出来ない事を迅速にやってもらいたいものである。
政府は25日にも緊急事態宣言を解除するらしい。
北海道は鈴木知事が2月末に全国で一番最初に非常事態宣言を発出したが、結局コロナウィルスを抑えきれずに、全国で一番最後まで解除が遅れた。この間の3ヶ月間で北海道の企業は恐ろしく疲弊をした。
感染者数が3人(実質2人)の十勝、中心都市の帯広市は0人である。
北海道の広大な場所を預かる知事が、札幌近郊の状況に合わせて、北海道全体を自粛させたのには少々疑問を感じる。もっと地域ごとの政策があっても良かったのではないだろうか?
昨日の会見でも北海道新生活様式云々と言っていたが・・・。
マスク着用、手洗い、うがい、換気の励行は大いにやるべきであるが、ソーシャル・ディスタンス(SD)を保てと云うのは間違っていると思う。
何度もこのブログに書いているが、SDを続けたら取り返しのつかない事態に陥ってしまう。
私が一番恐れているのは、人間の深層心理への刷り込みである。心理学を知らない人は、コロナウィルスが治まるまでの(短期間の)処置だと軽く考えているのであろう。世界中の人達が「三密」を避けなければならないとSDを保つことに腐心しているが・・・。
これはトラウマになってしまって、解消するには長期間を有することになるであろう。
例えば、300席の劇場があって、芸能人を招いての興行を企画したとしよう。300席で入場料5000円として150万円の収入の予定があったとしようか。
SDを保持するために1席ずつ空席にしたとしたら、観客席数は150席以下しか取れない。同じ150万円の収入にする為には2倍の1万円以上の入場料金にしなければならない。
これから世界的な大不況になるというのに、倍以上の入場料金を払って観に来てくれるお客さんが大勢居るのであろうか?
演者側も半分の客数では、舞台から客席を見たら、スカスカの状態でしかないのだから、盛り上がりにも欠けて、演者もヤル気が起きないであろう。盛り上がらなければ観客もツマラナイと感じてしまうであろう。そうなると興行が成り立たない、負のスパイラルに突入してしまう。
これは、劇場だけに留まらない。スポーツ、映画、まつり、イベントなど等、更には飲食店、物販店などの経済にも影響が及ぶ。大衆の恐怖心を軽く考えてはイケナイ!
SDは感染症を過剰に恐れる余りに、文化を壊してしまう行為である。緊急事態宣言を解除してもSDを続けて「新様式」なんて言葉を流行らせようなんてネーミングは即刻改めるべきである。