1967(昭和42)年に、父が東京見学に連れて行ってくれた際に「としまえん」に行って「流れるプール」で泳いだことを思い出した。
当時、父は観光協会の会長をやっていて、この前年の5月に帯広空港に日本国内航空が東京-帯広便を就航したのを記念しての搭乗に姉を伴って東京に行ったのである。翌年に私が「お姉ちゃんばっかりズルイ!僕も東京に連れて行って」とせがんで連れて行ってもらったのであった。
私は小学4年生であった。
羽田空港からモノレールに乗って浜松町で山手線に乗り換え、有楽町で降りてその足で日劇ミュージックホールに入って観劇、不二家でパフェを食べてから、浅草の遊園地「花やしき」に行き、神田明神の近くにあった旅館「明神館」に宿泊。
翌日は「豊島園」に行って遊具に乗ったり、流れるプールで泳いだり、帰りには寄席に寄って落語を聞いてから釣り堀に行って大きな鯉を釣り上げ、旅館に戻ったのであった。
3日目は帯広に戻る飛行機に乗る前に東京タワーにも登った。
2泊3日であったが、スケジュール満載で、私の旅行やエンターテインメント大好きは、きっとこの時に醸成されたのであろう。私には強烈な印象がいまだに残っている。
私も父に習って、3人いる子供たちを小学4年生になったら一人づつ東京見学に連れて行ったのであった。
「としまえん」にはこの時以来行ったことはないが、今後は『ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 −メイキング・オブハリー・ポッター』が2023年の前半にオープンする予定だと云う。
『スタジオツアー東京』は、ロンドンに次いで世界2番目の開設で、映画『ハリー・ポッター』シリーズで使用された衣装や小道具などを展示し、来場者に映画の舞台裏を紹介するという。
新装なったら、今度は孫を連れて行ってみたいものである。