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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-03-16-Tuesday 検診

今日は札幌の北大病院での検診だ。

去年の7月7日以来8ヵ月振りの検診である。

2017年9月に北大病院の最新施設である陽子線の治療を受けるにあたって、私のデータを提供する契約を結び、治療後も6ヵ月毎の検診を義務付けられているのだが、昨年からのコロナ禍によって札幌への移動制限などがあったり、検診当日に大雪などの天候不順が起きてJRが運休したり等などが重なって、日程が大幅にズレてしまったのである。

別段、私は体調には不安が無いので、私的には日程が遅れてもたいして心配はしていないのだが、周りの人が心配してくれる。

検診といっても、血液検査と問診だけなのだが、その血液検査の項目数がなんと39項目もあるのだ。

私は、もともとデータの収集や分析は好きな質であるから、自分でも時系列表を見て楽しんではいるのだが・・・。

外来を診るのは月・火曜日だけであるから日程を調整して予約日を決めるのだが、採血が10:00からで、問診が11:00からである。

これに間に合う様に札幌に到着するには、帯広発06:45発ー09:33札幌着の特急列車の始発に乗らなくてはならないのだ(16日の私が乗った車両には乗客は私1人切りで貸し切り状態であった。客は私一人だけあるからマスクも必要なくて呼吸は楽で良かったが・・・、JRもコロナ禍で大赤字であろうなぁ〜)。帯広ー札幌間の移動はJRの特急列車で往復6時間以上も掛かるのである。因みに帰りの列車の乗客は私を含めて4人であった。

札幌駅の北側は新幹線の工事が始まっており、タクシー乗り場に近い出入口が簡易壁で封鎖されていたので、ずいぶんと遠回りしてタクシー乗り場まで行ったのであった。北大病院は札幌駅の北側にあり、徒歩でも15分程度の距離なのであるが歩いていったら10:00の受付には間に合わない。

北大病院はいつも混んでいる。採血を待つだけで最低30分以上は待たされる。しかし、採血する看護師さんは、一日に数百人ほども採血をしているから手慣れたもので採血自体は1分間ほどで終わる。これが有難い。帯広の病院で採血すると、私の血管が見つけ難いのだろうか、いつも看護師さんが失敗して、右腕、次は左腕、また右腕と何度も何度も針を刺されては、しまいには腕が紫色に変色したりするのである。

採血した血液の分析が終了するまでは問診は受けられないから、いつも問診は11:30頃まで待つことになる。いつ呼び出しが来るか分からないから席を離れる訳にもいかないので、いつも文庫本が1冊読めてしまう。

だが、散々待たされるその問診の時間はわずか10分程度で終わるのだ。

問診が終わった後の支払いに、これまた時間が掛かる。

受付に伝票提出を済ませると、支払いは自動支払機で行うのであるが、自分の番号の順番が来るまでに40分ほども時間が掛かるのである。

いつもは、伝票を提出したら食堂に行って昼食をゆっくり済ませると時間に無駄なく丁度良いのである。

わずか10分ほどの問診の為に、3時間ほども病院に居なくてはならないのだ。往復の移動時間に6時間半、病院滞在に3時間、しかし採血・問診に必要な実時間は10分間。検診に札幌に行くには丸1日が掛かるし、JRの料金も掛かるし、コロナ禍でなければ、新しく建ったビルなどの見学やら美術館にも行けるのだが、それも出来ない。なんだかアホらしいのだが・・・。

問診では過去のデータが時系列になった表を渡されて、医者から生活態度を質問されたり、データの説明を受けたり、逆に私が質問したりをする。

私がダイエットを始めたのが、昨年の8月初旬であるから、昨年7月7日の検診時の体重が80㌔近くであった。それが今日の体重が68㌔と12㌔ほども痩せたので医者が驚いていた。

数値は、どれも良好で、肝臓のγ-GTP値(基準値13-64)は基準値内に収まり過去最低の数値になった。以前に寝酒をやっていた頃には200を超えていたのだから、これはコロナ禍の外出自粛のお陰かも・・・。

痛風の原因となる尿酸値(基準値3.7-7.8)は基準値内に収まっているから、先の左膝痛は痛風ではなかったようだ。

前立腺癌の再発を調べるPSA値(基準値0.00-3.99)は0.03と低いままである。因みに治療前のPSA値は18.89であった。男性ホルモンのテストステロン値(基準値131-871)が男性としては低過ぎなのが気になるところだが、男性ホルモンは前立腺癌の餌になるというので、男性機能をとるのか再発を防ぐのか・・・。

施術後3年経って数値が良くなっている、もしくは維持しているので、治療は上手くいったのであろう。心配ないとのことで安心した。

まぁ、精神的な安心料としては半年毎の検診は仕方がないのかなぁ〜。