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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2021-03-28-Sunday 強靭な精神力

大相撲で照ノ富士が優勝した。

元は大関の地位にあった者が、膝の故障や内臓疾患などで序二段にまで陥落したのに・・・。

普通の力士のメンタリティーならば十両に落ちた時点で引退しているところであろうが・・・。

まさに不屈の闘志と強靭な精神力である。スゴイとしか言い様がない。

一方で対照的に見えたのは高安であった。上位陣との対戦を終えて2位に2差の単独トップに立ち、残すは下位力士との対戦で初優勝を意識してしまったのであろう、3大関との対戦を残す照ノ富士より、圧倒的優位に立った途端に急にバタバタとしてきて、後半戦に入ってからは4敗、特に13日目から千秋楽までは3連敗して、最終的には10勝5敗、三賞も逃してしまいなんでもない成績に終わってしまった。

初優勝の絶好のチャンスだったのになぁ〜。緊張で身体が思う様に動かなかったのであろうなぁ〜。高安は蚤の心臓なのかなぁ〜。前半戦とのあまりの変わり様に驚いた!

今場所の照ノ富士と高安は実に対照的であった。

だが、このスゴイ復活劇に対して、どうも世間の盛り上がり方がイマイチの様にも感じる。

照ノ富士がモンゴル出身力士だからなのであろうか?

昔から日本人には「桜」を愛でる国民性が言われている。

パッと散る「桜」の花の散り際を「潔い(いさぎよい)、見事だ!」と感じることに慣れさせられているのであろう。

おそらく、日本人の心の底に流れるその心情と、大関から序二段にまで堕ちて、そこから復活した精神力の粘り強さとがしっくりとは合わないのかもしれないなぁ〜。

でも、照ノ富士の復帰は掛け値なしにスゴイことである。

「諦めが肝心」とは言うけれど「粘り強さ」も必要だ。

最近の大相撲は、3大関の成績が不甲斐なくてパッとしないし、横綱の鶴竜が引退したし、白鵬も休場続きで引退が近いであろう。

照ノ富士がこのまま怪我をしなければ3大関を抜き返して横綱になるのではないだろうか。そんな気がした。

もう一点、最近行司の質の低下が顕著だ。

今場所も千秋楽結びの一番で、土俵際で朝乃山に転がされた正代に行司の式守伊之助の脚が絡まって土俵下へ逆さに転落した。すぐに立ち上がれずに、控えにいた木村玉治郎が代わりに土俵に上がり軍配を朝乃山の方へかざして勝ち名乗りを上げたのだが・・・、どうも最近の行司はよろしくないなぁ〜。

正代戦に多い様に思うのだが、土俵際で力士をかわし切れずにぶつかって勝負の邪魔をする場面がまま見えるのだ。

差し違えも多いしなぁ〜。

行司が勝負の邪魔をしてどうする!先場所の正代は露骨に嫌な顔をしていたぞ!

行司こそ動きや目が悪くなったら、サッサと引退しなけりゃならない。以前に男へのセクハラで行司が辞めたことがあったし、行司には成り手が少なくて下の者が育っていないのかなぁ〜。