このコロナ禍では法要を盛大にする訳にもいかない。母も外出が出来ないので弟家族3人がお参りに自宅に来て、お坊さんに読経してもらい、その後で墓参りに行って、その後で精進落としとして一緒に食事をして来た。
このところ毎日の様に月日が経つのは速いものだなぁと書いているが・・・。
父が亡くなったのは平成4(1992)年、満64歳で死因は肝臓癌であった。生きていたならば今年94歳になっていた。
癌が判明した時には既に手遅れの状態で、医者からは余命3ヶ月と宣告されたが父には告知しなかったし母にも伝えなかった。
何も知らなかった両親は2人で旅行にも行ったし・・・。そのことがはたして良かったのか悪かったのかは今だに分からないが・・・。
現在ならば、肝臓癌にも色々な治療法があるのだろうが、29年前には医者からは手の施しようが無いと宣告されたのである。人間早いか遅いかはあっても、いつかは必ず死ぬのであるから運命と思うしかないのであろう。
私は来年で父の亡くなった年齢の満64歳になる。私も3年前に前立腺癌が見つかり札幌の北大病院で最新の陽子線治療とホルモン療法を受けて完治したのだが、まだこの若さでは死にたくはないと思う。
先日のニュースで、癌治療後の生存率が報道されていたが、前立腺癌の治療十年後生存率は98%台であった。私も治療後には担当医から「今後10年間は前立腺癌で死ぬことは無いでしょう」とのお墨付きをもらっている。前立腺癌は他の箇所の癌よりも格段に生存率が高い。
妻に言わせれば「前立腺癌なんていまや盲腸みたいなものよ」と言うが、正にそんな感じである。
私は長生きしようとはまったく考えていないが、生きてる内は健康でいたいものだと思う。
楽しく残りの人生を楽しみたいと思っているのだが、このコロナ禍が邪魔をしている。
私の人生設計を台無しにしやがって!このコロナ野郎め!
人間いつ死ぬかは分からないが、人生に満足して死にたいものである。